掲載日:2015年04月28日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
現在、400ccクラスで快進撃を続けるカワサキのニンジャ400。海外向け650のスケールダウン版としてデビューしたのが2010年の夏で、2014年型で初のモデルチェンジを実施した。エンジンは180度クランク採用の水冷並列2気筒で、最高出力は44psと控えめながら全域で扱いやすく、これが人気の理由のひとつとなっているのは間違いない。
その扱いやすさとパワーを、さらに1ランク上のレベルへ引き上げるべく設計されたのが、SP忠男のパワーボックス・フルだ。実走テストを担当するのは忠さんこと、代表の鈴木忠男さん。まずはSTDの状態で乗り込み、街中では4000rpm以下が心許ないと判断。ここでの加速力を高めつつ、さらに7000rpmからレッドゾーンにかけての盛り上がりを強調するべく、開発が進められた。途中、パワー感がないという迷路に嵌り込むものの、蓄積されたノウハウでそれをクリア。最終的には「ヤミツキになるぜ!」と、忠さんが太鼓判を捺すほどの理想的なマフラーに仕上がったという。
材質はエキパイ、チャンバー、サイレンサーともステンレスで、STDよりも軽く、さらに車両のスタイリングにマッチしたデザインとなっている。フルエキながら14万円を切っているのも大きな魅力だろう。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
集合部とサイレンサーとの間に設けられた円筒形のチャンバー。単品画像では結構なボリュームに感じられるが、車両に装着すると想像以上に目立たない。素材はすべてステンレス製だ
管長がエンジン特性に大きく影響することから、エキパイはこのように複雑な曲げが施され、バイパスも設置
もちろん触媒も装備されて、排ガス規制や騒音規制をクリアしている
右がヤマハMT-09(17万640円)、左はMT-07用(14万9,040円)パワーボックス・フル。ニンジャ400用も含めドレンボルトとフィルターは装着ままで脱着可
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