掲載日:2013年03月19日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
単にピークパワーを増やすだけではなく、多用する回転域での扱いやすさを追求したマフラー作りをコンセプトとする、SP忠男。代表である鈴木忠男さん自らが実走テストに携わり、納得しなければ販売しないというスタンスは現在も不変だ。
今回紹介するのは、人気機種ニンジャ1000/Z1000用のスリップオンサイレンサーだ。SP忠男のパワーボックスは、本体から独立した膨張室を持つのが常だが、この機種ではサイレンサーが2本出しであることを生かし、左右をバイパスパイプでつなぐことで他方を膨張室として利用する“ダブルパワーボックス構造”を採用しているのだ。
これにより構造的な軽量化を達成した。先に販売されたステンレス仕様では、STDのサイレンサーが左右で約7.5kgなのに対し、5.9kgも軽い1.6kgを達成。そして新たに追加されたのが、ここに紹介のチタン仕様で、重量は何と1kgを下回って実測930g!この重量削減だけでも、ハンドリングに与える好影響は計り知れないのだ。
常用域でのスロットルレスポンスが磨かれた出力特性は、多くのライダーにとって有益であり、またスパルタンなルックスも魅力的だ。写真の焼け色付きのほか、プレーンなチタンカラーもラインナップする。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
ニンジャ1000専用にデザインされたサイレンサー。焼け色のないプレーンなチタンカラーは13万6290円にて販売
プレス成型されたエンドピースが質感を一層高めている。なお、材質をアウター、インナーとも超軽量ステンレスとした仕様もあり、価格は8万9,250円だ。こちらも重量1.6kgと実に軽い
左右のサイレンサーをバイパスパイプでつなぐことで、他方を膨張室として利用。ドレンボルト&フィルターはマフラーを装着したままで脱着可能だ
保安基準に適合していることを表す認証タグ。もちろん車検対応品である
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