掲載日:2012年08月07日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
マッハ III に代表されるカワサキの2スト3気筒ファミリーやヤマハのRZシリーズなど、ストリート向けのチャンバーを数多くラインナップしているケイツー・テック。代表の久保和寛さんは全日本GP125クラスで長年活躍し、ヤマハTZ125の開発ライダーも務めるなど、2ストに関して乗り手と作り手の双方のノウハウを持つ、数少ないコンストラクターのひとりと言えよう。
今回紹介するのは、前方排気のTZR250用ストレートチャンバーだ。最上位モデルのタイプ2にはこれまでクロスタイプしかなく、アンダーカウルが装着不可だったが、純正然としたスタイルを好む1KTファンの声が多かったことから、ついに発売されたというわけだ。写真はスチール製で、7万5600円と非常にリーズナブル。純正品はすでに絶版となっているので、代替品としてこれを選ぶのも十分アリだろう。
なお、ステンレス仕様や同鏡面仕上げも用意されており、すべて受注生産なので納期は問い合わせを。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
フランジとエキパイの接合には脱着しやすいスプリングジョイントを採用
薄肉のシートメタルを当て金に押し付けて筒状のピースを作り、それをいくつもつなぎ合わせて1本のチャンバーが作られる。コストパフォーマンスに優れるタイプ1が一部にパイプベンドのピースを使うのに対し、性能を優先したタイプ2ではすべて輪切りピースを使用するので手作り感があふれる
細身のアルミサイレンサーは当時の2ストレーサーのマストアイテム。公道向けに設計されており、キャブセッティングがSTDのままでOKなのも魅力
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