鉄管ならではの重厚なサウンド リーズナブルな価格設定も魅力

掲載日:2012年08月21日 ROAD RIDER アイテムレビュー    

パワービルダーと言えば、TOTのハーキュリーズクラスで常勝しているニンジャを手がけた、と説明したほうがピンと来る人が多いかもしれない。筑波サーキットを58秒台で疾走するピンクのマシンは、見る者すべてに強烈なインパクトを与えてきた。同店代表・針替伸明さんは気筒数や冷却方式、メーカーの別を問わずエンジンチューニング全般を得意とし、レースで培ったノウハウをユーザーに惜しみなく提供する。

このマフラーは、パワービルダーが販売する空冷Z用のオリジナル手曲げメガホンだ。材質は今や希少となったスチールで、マシンの雰囲気を崩さないようツヤ消しブラック仕上げとされる。注目すべきは集合部で、最新のスーパースポーツ用マフラーのトレンドであるスパイラルコレクターを贅沢にも採用しているのだ。これによりZ特有の強大なエンブレを弱めるとともに、トップエンドのレブ特性も向上させている。

さらにうれしいのは、Z1やZ1000Mk II のSTDフレームにそのまま装着できることだ。昨今のZ用EXはタンデムステップステーのカットを前提に作られたものが少なくないだけに、ノーマルシルエット派にとってはうれしい限り。価格は14万円を切るなど実にリーズナブルで、チタン仕様も用意されている。

[ SPECIFICATIONS ]

  • メーカー/パワービルダー
  • 製品名/Z用手曲げメガホンマフラー
  • 素材/スチール
  • エキパイ径/φ42.7mm
  • 集合方式/4in1コニカルヘッダー
  • 適合車種/空冷Z全般(J系やGPz1100にも対応)
  • 価格/13万6500円(チタン仕様は23万8000円)

[ DETAILS ]

テールパイプはφ60mmで、インナーのパンチングはφ50mm。ツヤ消しブラック仕上げとすることで、マシン全体の雰囲気を崩さずに性能アップを実現

4本のパイプを螺旋状にねじって集合させる、非常に手間のかかったスパイラルコレクターを採用。Z特有の強大なバックトルク(エンジンブレーキ)を軽減するとともに、トップエンドのレブ特性の向上も、見事に両立した

集合部にスプリングジョイントを採用することで整備性にも配慮している

エキパイはφ42.7mm。チタン仕様では一体成型コニカルヘッダーとなる

[ お問い合わせ ]

電話/0297-30-1077
〒306-0616 茨城県坂東市猫実1058-7

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