掲載日:2011年09月20日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
ゲイルスピードは、’02年に誕生したアクティブのオリジナル鍛造ホイールのブランドだ。旧車から最新モデルにまで対応した豊富なラインナップを誇り、今やカスタムシーンで確固たる地位を築いた。そんな同ブランドから、同じく鍛造&削り出しの技術を用いて作られた、ラジアルポンプ・マスターシリンダーが発売されたのだ。
先行開発商品の公開は’09年の東京モーターサイクルショー。あれから2年、首を長くして待っていた人も多いだろう。商品名のVRCとはバリアブル・レシオ・コントロール、つまりレバー比を調整できるのが最大の特徴だ。レバーの支点とシリンダーを押す作用点の距離を微調整することで、有効なストローク量が変化し、硬めから柔らかめまで好みのタッチが得られるというわけだ。調整幅は1クリックが0.25mmずつと非常に細かく、最大で2mm動かせる。
ブレーキ側はパワーレバー(ショートレバー)、クラッチ側はストレートレバーが標準で、どちらも転倒時にマスター本体へのダメージを軽減する可倒式を採用。リモートワイヤ&ブラケットやスイッチキットなどオプションも豊富に用意している。所有欲を満たす質感の高さもポイントだ。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
右がブレーキ、左がクラッチマスターで、どちらもボルト1本でハンドルバーから脱着可能なクイックリリースを採用する。クランプ形状は、写真のスタンダードのほかに、リザーバーの装着に便利なタンクステーやミラーホルダータイプも用意されている
中央に見える銀のネジが可変レシオのアジャスターで、1クリック0.25mm刻みで最大2mm(8段階)調整できる
レバーは転倒時のダメージを軽減する可倒式で、仕上げは実に美しい
レシオ調整機構を省略したRMシリーズも同時発売。価格は3万6750円
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