掲載日:2011年09月13日 ROAD RIDER アイテムレビュー
Photo/前川健彦 Report/大屋雄一 記事提供/ロードライダー編集部
アメリカから、驚くほど軽くてコンパクトなバッテリーが上陸した。使われているのは、リチウムポリマーのように爆発の危険がなく、有害ガスを発生しないリチウムフェライトで、ボーイング社のジェットエンジン用スターターバッテリーも生産しているA123システム社のセルを使用する。
平均的なリッタークラスの鉛バッテリーと比較した場合、容積で約1/3、重量は約1/4となるので、バッテリーを交換するだけで大幅な軽量化が可能だ。もちろんスペックも優秀で、最も負荷が掛かるエンジン始動時のクランキングアンペアは鉛バッテリーの約1.5倍と高く、自己放電率については1/4、寿命は通常使用で約5年と、まさにいいことずくめ。
充電電圧が14.6V以上の車両(開放型バッテリー車に多い)には使用不可で、バイクから降ろしての充電は専用品を使うなど、いくつか注意点はあるが、これはまさに次世代のバッテリーと言える。
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