KTM 690 DUKE(2016)
KTM 690 DUKE(2016)

KTM 690 DUKE(2016) – 意外な広守備範囲を得たシングルスポーツ

掲載日:2016年01月07日 試乗インプレ・レビュー    

レポート/鈴木 大五郎  写真/KTM Sportmotorcycle AG  記事提供/ロードライダー編集部
※この記事はカスタムNo.1マガジン『ロードライダー』の人気企画『New Model Impression』を再編集したものです

KTM 690 DUKE(2016)の詳細写真

排気量は690ccのままで同じだが、ボア×ストロークを102×82.5→105×80mmとし、圧縮比も12.6:1→12.7:1に高められる。ケーヒン製FIもスロットルのメインボアをφ46→50mmに拡大。マグネシウム製ヘッドカバーを採用するなど、軽量コンパクトに作り直された

ヘッドまわりは大きく変わった。SOHCを継承しつつ、吸気側バルブは直打、排気側はカム中央山からローラーロッカーを介した駆動となり、バルブまわりを軽量化しパワーバンドが1,000rpm拡大。今回バランサーを追加、カムシャフトも2次バランサーとして機能させている

フロントフォークはWP製φ43mmでブレーキキャリパーはブレンボ製4ポット(リアはモノブロック仕様)。タイヤはメッツラーM7RRを履く

ABSは標準装備されるが、オプション設定のスーパーモトモードではフロントのみ作動。アルミスイングアームは単体で4kgと超軽量だ

WP製リアサスペンションはプリロード調整機構標準装備。ホイールトラベルは前後とも135mmと、ロードモデルとして標準の数値

メーターバイザーは従来型と同デザイン。フロントまわりに余分な重量物がく、クイックなハンドリングを確保する

フルTFTディスプレイは、表示される数字も含めてポップなデザインに。明るさ、気温等により、配色が変わる仕様だ

シートはサイドをよりスリムに絞り、自由度の高さを向上させつつ快適性も確保した。適度な硬さで疲れにくい

アルミダイキャスト製シートレールも従来型を踏襲するが、新型ではペイント処理されスタイリッシュな印象に。STDのカラーリングはホワイトとオレンジの2種類だ。標準でグラブバーを備え、タンデム走行にも対応する

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