ホンダ CTX700N
ホンダ CTX700N

ホンダ CTX700N – ホンダならではの新形態クルーザー

掲載日:2013年08月01日 試乗インプレ・レビュー    

取材・文/和歌山 利宏  写真/徳永 茂

これまでとは違った価値観を目指した
ホンダならではの新形態クルーザー

クルーザーと言えば狭角Vツインとのイメージが強い中、ホンダは NC700 シリーズの並列2気筒エンジンを搭載した 『CTX700N』 を登場させた。コンセプトである「快適技術の体感」と「独自の水平基調」をテーマに、足着き性が良く安心感のある低いシート高で、扱いやすさと楽しさを融合させたものとしている。

マニュアルトランスミッション仕様とオートマチックの DCT (デュアル・クラッチ・トランスミッション)仕様が設定され、今回試乗したネイキッドタイプの CTX700N に加え、カウリングタイプの 『CTX700』 が市場投入される。ネーミングの CTX は「快適技術」=Comfort Technoligy Experience に由来している。

ホンダ CTX700Nの特徴

ホンダ CTX700Nの画像

CTXシリーズのエンジンとメインフレームは
NC700シリーズがベースとなっている

搭載されるエンジンは、NC700 の水冷 OHC 4バルブ 270 度クランク並列2気筒だが、特性を最適化するため、吸気ダクト径の拡大、スロットルボディへのコネクティングチューブへの絞り追加、マフラーのテールパイプの大径化、ECU マップの変更を加え、低中速域を充実させている。鋼管ダイヤモンドフレームは、メインフレーム部を NC700 と共通とするも、シートレール部を低位置に配し、水平基調のフォルムと低シート高を実現している。そのためフレームディメンジョンは同じながら、リアサスペンションの変更により、リア側の車高を20mm、重心高を 10mm 低下させ、ホイールベースは NC700S 比で5mm長い 1,530mm、キャスター角は 40 分寝かせた 27 度 40 分としている。また、シートレールと車両姿勢の変更によって、シート高は 70mm 低い 720mm となっている。

ホンダ CTX700Nの画像

スタイリングは大らかで力強い面構成。機能的に独立した部品構成をベースに、睨みを効かせたフロントフェイス、フロントにボリューム感を持たせたマッシブフォルムを形成している。

ホンダ CTX700Nの試乗インプレッションは次ページにて

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