デイトナ COMFORT DRY 3レイヤー2ピースレインスーツ

ライダーのために作り込まれた
濡れずに蒸れない高機能レインスーツ

クルマとは違い風雨をしのぐ屋根を持たないライダーにとって、雨対策は切実な問題だ。バイクに乗り続ける限り、ツーリングだろうが通勤だろうが雨からは逃れることが出来ない。この避けられない嫌なイベントを出来るだけ快適にやり過ごすためには、しっかりとした雨用装備が大切。特に中核をなすレインスーツはベストなものを選んでおきたいところだ。折角着たのに縫い目から雨がしみこむようでは問題外だし、雨はしのいでも中が暑くて汗だくになってしまっては意味が無い。今回セレクトしたアイテムは、そんな問題を解決したというハイグレードな一品「デイトナ COMFORT DRY 3レイヤー2ピースレインスーツ」だ。

筆者自身、これまでレインスーツを色々と試してきたがあまり満足したことは無い。格安のPVC製レインスーツは防水性こそあるものの、熱を閉じ込めてしまう不快感にうんざりしたし、それなりの価格の防水透湿素材を試したときはどっちも中途半端な印象だったことを覚えている。ならばいっそ、ということで最高グレードのレインスーツを試してみたのだが、正直驚いたというか、感動してしまった。まず、とても使いやすい。一般的なものでは、着るときに裏地のメッシュ生地が引っかかって面倒な思いをすることがあるが、防水素材とメッシュ素材が一体化しているため、スルリと着られるだけでなく、裏地の感触がサラサラとしてとても気持ちよい。今回は晴天の中無理矢理レインスーツを着用して汗をかいてみたが、それでも肌にべったりと張り付くことはなかった。

そして、実際の使用だがこれはもうエントリークラスのレインスーツとは比較にならない。思い切り雨水をかぶっても浸水が無いのはもちろん、内部の熱気を逃がすため長時間走行しても不快感が少ない。また、ライディングに合わせた形状に裁断されているので、思い切り前傾しても雨が侵入しにくくなっていたのも好印象。これなら多少雨が強くても気にすることはないだろう。もし台風のような大雨が来たなら…というのも気になるところだが、今回はそんなシチュエーションに恵まれなかったため、着用したモデル（筆者）にホースで思い切り水をかけてもらう実験を行ったところ、結果としては全く問題なし。勝手な予想になってしまうが、相当な雨でも使えるのではないだろうか。最後になるが、このレインスーツで注目してほしい点がもう一つある。それはベルクロテープの柔らかさだ。場合によっては強く締め付ける必要がある部分だが、ここが固いと違和感を感じてしまう。COMFORT DRY 3レイヤー2ピースレインスーツのそれはとてもソフトで、手首などの不快感がほとんど無かったのはとても好印象。こういった細部まで行き届いた作り込みと高い機能性があれば、雨のライディングも結構快適にやり過ごせるのではないだろうか。

デイトナ COMFORT DRY 3レイヤー2ピースレインスーツ

大雨にも耐える高い防水性

耐水圧は20,000mmと非常に高い。今回のインプレッションにおいては、浸水がまったく無かった。また、透湿性が高く湿気がこもりにくい。

ヒートガードで熱対策も万全

左右の内股にはヒートガードがあり、エキパイが側部を通るクルーザーでも安心。また、ライディングを考慮した立体裁断となっているのも特徴だ。

身体にフィットするアジャスト機能

腕、腰、脇、足にベルクロを使ったアジャスターを備えている。調整範囲はかなり大きく、幅広い体型にフィットするように配慮されている。

胸には便利なポケット付き

胸部には大型のポケットが内蔵されており、小物やチケットを収納可能。フロントのベルクロをしっかりとめれば浸水の心配をする必要も無い。

着心地が良い3レイヤー生地

引き裂きに強く着心地が良い3レイヤー生地を使用。メッシュ状の裏地が無いため、着易くて脱ぎ易い。特に夏場はべたつかず好印象。

大型ベンチレーションで快適

背部には大型のベンチレーションが有り、熱を内側に溜めない構造となっている。開口部にはファスナーが付いており、豪雨時には閉めることも可能。

デイトナ COMFORT DRY 3レイヤー2ピースレインスーツ

引き裂きに強い「リップストップ生地」、高い防水・透湿性能を持つ「コンフォートドライライナー」、着心地の良い「メッシュ生地」を一体化した“リップストップ3レイヤー”を使用した、ハイグレードなレインスーツ。

価格／1万8,375円

問合せ先／デイトナ