ホンダ CBR1000RR (2012)
ホンダ CBR1000RR (2012)

ホンダ CBR1000RR (2012) – ホンダを代表するスーパースポーツ!

掲載日:2012年04月26日 試乗インプレ・レビュー    

取材・写真・文/田宮 徹

ホンダ CBR1000RR (2012)の詳細写真

ホンダ CBR1000RR (2012)の画像

フロントブレーキキャリパーは、トキコ製のラジアルマウント対向4ポットタイプ。タイヤ、ホイール、サスペンションはニュータイプになったが、ブレーキシステムは2011年型を踏襲する。

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アルミキャスト製の前後ホイールは、2011年型までの3本スポークに対し、2012年型では細めの12本スポークタイプに刷新。従来型を踏襲するリアブレーキキャリパーは、ニッシン製の片押し1ポットだ。

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フロントサスペンションは、HMAS機構を搭載した従来型から、ライバル機種にも採用されているショーワ製のビッグピストンフロントフォーク(BPF)に変更された。伸圧減衰力はフォーク上側、プリロード調整は下側で行う。

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リアサスペンションには、市販車で初めてショーワ製のバランスフリーリアクッションを採用。ダンパーケース内にシリンダーを備える二重構造により、内圧変化をスムーズに制御することで、路面追従性の向上を図っている。

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2011年型までは回転計が指針式だったが、2012年型ではメーターがフル液晶表示式に。エンジン回転数はバーグラフと数字で表示され、ギア段数も確認可能になった。平均や瞬間の燃費、水温、時刻、ラップタイムなども表示可能だ。

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逆三角形断面形状でバンク角を稼いだ、ショートタイプマフラーを採用。エキゾーストシステムには、ECU制御による可変排気バルブおよび排圧バルブが搭載され、排圧がつねに最適な状態にコントロールされている。

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丸みを帯びた印象の先代に対し、2012年型はよりシャープな顔つきに。ノーズカウル下側には、走行中の空気流をコントロールするチンスポイラーを新採用。LEDウインカーは、バックミラーにビルトインされている。

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リアセクションは、LEDテールランプなどを流用しながら、テールカウル左右のボリュームを増すことで、よりアグレッシブな印象に。サーキット走行を考慮し、ナンバープレートステーは簡単に脱着できる仕様となっている。

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セパレートタイプの前後シートを採用。ライダー側シートは、前側がスリムかつ角が落とされたデザイン。これにより、スーパースポーツモデルでありながら良好な足着き性を実現している。ちなみにシート高は820mmだ。

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パッセンジャーシートは、前後シートの中間付近に設けられたキーシリンダーで解錠することで、簡単に取り外しが可能。内部の荷物収納スペースはかなり狭いが、車載工具やスペアのレバー類ならば収納できる。

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パワーユニットは、従来型をそのまま踏襲。1気筒あたり2本のインジェクターを装備し、スリッパークラッチを備える。エンジンには、ノイズ低減などを目的とした樹脂製カバーが施され、走行時の騒音はかなり少ない。

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小型軽量な電子制御方式の油圧式ステアリングダンパー(HESD)を搭載。車速と加速度をセンサーが感知して、ECUでダンパーの減衰特性を制御。低速時の軽快な取り回しと、高速時の安定感が両立されている。

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