

掲載日:2007年06月07日 試乗インプレ・レビュー
まず、出力とトルクは必要十分で非常に扱いやすい。快走路をのんびり走るのはもちろん、街中でもトコトコと低回転で走っているだけで気分がいい。ピュアに”バイクを楽しむ”ことができるフィーリングだ。個人的には、何となくスーパーカブにも似た、エンジンの気持ちよさを感じる。もちろんスロットルを開ければ、400ccエンジンは必要十分な加速をライダーに与えてくれる。一般道で車をパスしながら走っても全くストレスは感じない。
ややアップめのハンドル形状とフットポジションのバランスは絶妙で、操作性はよく長時間走行でも疲労がたまりにくいといえる。個人的には少々やわらかいと感じたシートも、ツーリングシーンでは最適と言えそうだ。そのためちょっとしたツーリングでは十分に走りきれるのではないか。もちろんワインディングでも、その軽い車体で存分に楽しむことができる。車体を寝かせば思った方法にスッと曲がっていくため、適度なスピードで楽しみたい方にはイチオシだ。
と、実に好印象なCB400SS。さらに付け加えるならば、2003年12月より追加されたセル機能や足つきに十分考慮されているだろうシートは女性でも十分に楽しめるだろうということ。上述したが適度にアップされたハンドルも、窮屈にならずリラックスした姿勢でのライディングを約束してくれる。
誰もが受け入れられるスタイルと性能、そして快適さ。オールマイティというべきか、オートバイの模範例の一つであるというべきか。私個人としては「ライダーが制御できる、人に近いバイクなんだな」といった印象だった。スタンダードシングルというより“スタンダードモーターサイクル”と言っても過言ではない。
愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!