

掲載日:2007年05月17日 試乗インプレ・レビュー
オーソドックスな鉄製の丸パイプフレームに空冷4気筒エンジンを搭載し、バーハンドルや2本のリヤショックなどを備えるベーシックモデルとして1992年に登場。「CB750」というHonda伝統のブランドを冠したネーミングを現代に引き継ぎ、シンプルかつ過不足のない装備が特徴の1台だ。成熟された車体構成と76万6500円というリーズナブルな車両価格で根強い人気を獲得しており、大型教習車としても採用されている実力の持ち主。高性能はもちろんのこと、信頼性・耐久性も証明済みだ。
2007年モデルの車体色は「赤×白」や「青×白」、「黒×茶」など、かつての人気色を彷彿させるグラフィックを踏襲。なかでも今回、期間限定受注生産モデルとして登場した「CB750 スペシャルエディション」は、1982年の北米向けモデル「CB900F」に採用されたカラーの復刻色だ。同年の「AMAスーパーバイク・デイトナ100マイルレース」でフレディ・スペンサーが駆って優勝したことから、伝説的に人気がある「スペンサーカラー」を採用している。前後ホイールはブラック塗装とし、精悍なスタイリングを忠実に再現。また、燃料タンク上部と左右のサイドカバーには「CB750 Special Edition」のロゴをそれぞれ配し、特別仕様としての質感を高めた。プレミアム感漂う「Special Edition」だが、価格は3万1500円増しにとどめている。
※AMAスーパーバイク・デイトナ100マイルレース:全米で人気のある伝統的なロードレース。
※フレディ・スペンサー:1983年、85年のWGPチャンピオン。1980年からデイトナ100マイルレースに参戦し、82年にHonda CB900Fで優勝。
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