掲載日:2012年05月23日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/淺倉 恵介
インテグラは “SCOOTING MOTORCYCLE (スクーティング モーターサイクル)” をキーワードに開発された、モーターサイクルの走りの楽しさと、コミューターの快適性、利便性を高い次元で融合させた、全く新しいコンセプトを持つモーターサイクルです。
インテグラは、ホンダの提唱する新しいバイクのコンセプト、「ニューミッドコンセプト」の1台として開発されたもので、同シリーズに属する NC700X、NC700S の2台と、パワーユニットとシャシーの基本コンポーネンツを共有しています。一般的なロードバイクの形状を持つ2台と、スクーター的なスタイリングのインテグラのフレームやホイールが共通だと聞けば、驚かざるをえません。
メカニズム面でインテグラ最大の特徴は、有段式自動変速機のデュアル・クラッチ・トランスミッションを採用していることです。デュアル・クラッチ・トランスミッションは、2輪車用としてはホンダが世界で初めて開発し、VFR1200F に搭載して好評を博しました。インテグラに採用されたデュアル・クラッチ・トランスミッションは、軽量化、小型化が進められた第2世代となるものです。走行モードは、走行条件に応じて最適なギアを選択し、自動的にシフトチェンジを行う「ATモード」と、ライダー自らがシフトスイッチで任意にシフトチェンジを行う「MTモード」のいずれかを選択可能です。さらにATモードには、一般走行に適した「Dモード」と、スポーティな走りに向いた「Sモード」が用意されています。Dモードには、市街地や峠道など走行環境を判断し、走行条件に合った最適な変速制御を行います。また、ATモードで走行中であっても、シフトスイッチによる任意のシフトチェンジも可能なのです。
さらに、フットブレーキを操作すると前後ブレーキが連動するコンビブレーキシステムに、ABSを組み合わせた「コンバインドABS」を装備。安全性にも配慮されています。
大型スクーターの世界にスポーツ走行の概念を持ち込み、大ヒットを収めたスクーター界の異端児にして革命児。その最新モデルはキープコンセプトのまま、熟成を深めている。
排気量638ccの水冷パラレルツインエンジンに、2輪車としては世界初採用であったマニュアルモード付き電子制御CVTを組み合わせた、スズキ製ビッグスクーターの旗艦。
油圧無段変速機HFTを搭載し、スクーターでもロードスポーツでもない新しいカテゴリーを開拓。エンジンは信頼性に優れる680ccの水冷狭角Vツインを搭載。
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