モトグッツィ V85 TTトラベル（2024）

853ccのVツインに可変バルタイを採用
ロングツーリング仕様のトラベルエンデューロ

モトグッツィのV85TTトラベルは、853ccのV型2気筒エンジンを搭載したクラシックトラベルエンデューロです。V85TTをベースに、ロングスクリーンやサイドケース、グリップヒーターなどのツーリング装備を施し2020年に登場。2024年型では、燃料タンクやサイドパネルなど外装パーツのデザインを変更したほか、エンジンは可変バルブタイミングの採用で、新しいユーロ5+の排ガス規制をクリアしつつ出力とトルクを引き上げました。

パワーユニットは空冷OHV2バルブの90度Vツインです。可変バルブタイミングの効果も加わり、エンジンは低速から強力なトルクを発生します。最高出力は58.8kW（80HP）/7,750rpm、最大トルクは83Nm/5,100rpm。エンジンは縦置きのレイアウトで搭載、駆動方式はシャフトドライブです。車体には高張力スチールパイプを使った頑丈なフレームを採用。サスペンションは前後ともにホイールトラベル量170mmを確保、最低地上高は210mmです。

電子制御関係では、6軸慣性プラットフォームを用いたコーナリングABSやトラクションコントロールを搭載。リーンアングルに応じて制動力やエンジン出力を調整することで、安全性とパフォーマンスを向上させます。また、これら電子制御の設定はライディングモードを通じて簡単に切り替えが可能です。ライディングモードはロード、スポーツ、レインに加え、オフロードモードを用意。さらに、ユーザー独自の設定が可能なカスタムモードも搭載しています。

車両重量243kg（燃料90%搭載時）、シート高830mm、燃料タンク容量は23L。新デザインのサイドケースは左側が容量が27.5L、右側は37Lでフルフェイスヘルメットも収納可能。そのほか、サイドディフレクターやシートヒーターも採用、ヘッドランプブラケットとリアのグラブバーはアルミ製に変わりました。車体色はデザートブロンズ、車両価格は消費税10％込みで189万7,500円。受注開始は2024年8月9日、出荷は2024年9月からとなります。

モトグッツィ V85 TTトラベルのライバルはこれだ！

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  ヤマハ
  テネレ700

  最高出力54kWの直列2気筒を搭載。車両重量205kg、シート高875mm。消費税10％込みで139万7,000円。サイドケースなどのアクセサリーはワイズギアよりラインナップ。

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  トライアンフ
  タイガー900GT

  最高出力79.5kWの並列３気筒を搭載したアドベンチャーバイク。消費税10％込みで165万5,000円～。オプション装備としてパニアケースやトップボックスも選択可能。

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  スズキ
  Vストローム800DE

  最高出力60kWの並列2気筒を搭載。車両重量230kg、シート高は855mm。消費税10%込みで132万円。別売アクセサリーとしてサイドケースの設定もあり。

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