モトグッツィ ステルビオ(2024)

掲載日:2024年08月22日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

モトグッツィ ステルビオ(2024)
モトグッツィ ステルビオ(2024)

19インチフロントホイールや21Lタンクを採用
コンパクトブロック搭載の新型アドベンチャー

ステルビオはモトグッツィのモダンアドベンチャーツアラーです。壮大なつづら折れで知られるアルプスのステルビオ峠から名付けられました。フロントホイールに19インチサイズを採用し、容量21Lの燃料タンクを装着。エンジンはパワフルな1,042ccのV型2気筒を、モトグッツィ伝統の縦置きレイアウトで搭載。電子制御には6軸慣性プラットフォームを採用。安全性と快適性を重視した設計ですので、市街地から未開の地まで道を選ばずツーリングを楽しめます。

パワーユニットはコンパクトブロックと呼ばれる水冷式の90度Vツインです。シリンダーヘッドには4バルブDOHCを採用。吸排気系の配置は古典的なモトグッツィエンジンとは異なり、Vバンクの内側にスロットルボディが付き、シリンダーヘッドの両外側に排気管がつながります。最高出力は115hp(84.6kW)/8,700rpm、最大トルクは105Nm/6,750rpm。変速は6段、クラッチはスリッパーシステム付きの湿式多板、後輪への駆動伝達はシャフトドライブ方式です。

ライディングモードは、ツーリング、レイン、ロード、スポーツ、オフロードの5種類。走行環境やライディングのスタイルに合わせてモード選択をするだけで、エンジンマップ、トラクションコントロール、エンジンブレーキ、ABSコントロールの各設定が最適な組み合わせになります。さらに、これらの設定はカスタマイズすることも可能。パラメーターの微調整で、ライダーは自分好みのセッティングに仕上げていくことができます。

車両重量は246kg(燃料90%搭載時)、シート高は830mm。前後輪ともに170mmのホイールトラベルを確保したサスペンションにより、スポーツ性と快適性を両立するとともに荒れた地形での接地感も向上。そのほか、電動ウィンドスクリーンや5インチのカラーTFTメーターパネルなども採用。車体色は、ブラックとグレーを主体にイエローのアクセントを入れた「バルカンブラック」を日本向けに展開。価格は消費税10%込みで242万円。出荷は2024年8月からとなります。

モトグッツィ ステルビオのここがポイント!
  • ● 現代の技術で設計した軽量コンパクトなエンジン
  • ● 5種類の設定から選択できるライディングモード
  • ● オフロード走行も見据えたタイヤとサスペンション

モトグッツィ ステルビオのライバルはこれだ!

  • ドゥカティ
    ムルティストラーダV2S

    フロントに19インチホイールを採用した多用途モデル。排気量937ccの水冷V型2気筒は最高出力83kW。電子制御サスペンションも装備。消費税10%込みで218万円。

  • トライアンフ
    タイガー900GTプロ

    最高出力79.5kWの水冷並列3気筒を搭載。コーナリングトラクションコントロールなどのほかグリップヒーター、シートヒーターも装備。消費税10%込みで189万5,000円~

  • スズキ
    Vストローム1050

    ロングツーリングでの快適性やVツインエンジンの心地よい鼓動などが魅力のスポーツアドベンチャーツアラー。最高出力78kW、消費税10%込みで162万8,000円。


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