掲載日:2023年02月27日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
XSR700は、シンプルでオーセンティックなスタイリングの車体に、実用回転域で粘り強いトルクを見せる2気筒エンジンを搭載したスポーツモデルです。2017年11月に初代モデルを発売、その後2022年にはマイナーモデルチェンジで車体各部のリニューアルを行いました。2022年型での主な変更点は、新タイヤの採用とフロントブレーキディスクの大径化、ヘッドランプ、ポジションランプ、ウインカーのLED化、ネガポジ反転LCDメーターの装備などです。
パワーユニットは、ライダーのスロットル操作に対しリニアに反応する水冷直列2気筒です。使用頻度の高い3,000~6,000rpmでのトルクを重視したこのエンジンは、ギアレシオとの相乗効果により高めのギアでも扱いやすい仕上がりです。低速走行からの加速や減速後の再加速でも、頻繁なギアチェンジはいらず、スロットル操作のみで爽快に加速します。最高出力は54kW(73PS)。2022年型で平成32年排出ガス規制に適合しています。
車両重量は188kg、シート高は835mm、ライディングポジションはリラックスして走れるアップライトな設定です。幅740mmのアルミ製テーパーハンドルやフィット感の良いダブルシート、スロットル操作で荷重移動しやすい車体などは、快適な乗り心地と優れたハンドリングにつながります。ラジアルタイヤはグリップ感や軽快感とウェット性能を兼ね備えたミシュランROAD5を2022年型から採用、フロントブレーキディスクは298mm径となりました。
車体カラーは、2022年型からホワイトとブラックの2種類となりました。いずれもヤマハの往年のスポーツバイクを想起させるグラフィック&カラーリングです。2023年1月31日発売の最新モデルも、車体カラー&グラフィックは前年モデルを踏襲。それ以外の部分も含め車両各部に変更はありません。ただし車両のお値段は、為替変動や原材料等の高騰により6万6,000円アップの100万1,000円(消費税10%込み)となってしまいました。
モダンでカジュアルなスタイリングのレトロスポーツモデル。スリムな車体に最高出力50kWの並列2気筒エンジンを搭載する。消費税10%込みで103万4,000円。
冒険心をかき立てるクロスオーバースタイルの大型バイク。最高出力43kWの直列2気筒を搭載。エンジン上側に容量23Lの収納あり。消費税10%込みで92万4,000円~。
カフェレーサースタイルのロードスポーツモデル。最高出力53kWのV型2気筒エンジンを搭載。レトロなタックロールシートも採用。消費税10%込みで84万7,000円。
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