カワサキ ニンジャZX-6R(2023)

掲載日:2022年10月27日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

カワサキ ニンジャZX-6R(2023)
KAWASAKI Ninja ZX-6R(2023)

スーパーバイクイメージの新デザインを採用
KRTエディションの2023年モデルが発売に

ニンジャZX-6Rは、フルカウルの車体にパワフルな並列4気筒を搭載した本格スーパースポーツモデルです。1995年の初代から長らく海外向けの輸出のみでしたが、2019年型からは日本国内に向けても発売。最新の2023年モデルでは、KRTエディションのカラー&グラフィックをリニューアルしてラインナップしています。KRTはカワサキレーシングチームのことです。スーパーバイク世界選手権に参戦するニンジャZX-10RRをイメージしたライムグリーンとエボニーの車体色を、このKRTエディションには施してあります。

パワーユニットは低回転から高回転まですべての回転域で優れた性能を発揮する排気量636ccの水冷エンジンです。特に低回転域のトルクを向上することで、ワインディングやサーキットでのパフォーマンスとストリートでの扱いやすさを両立。最高出力は93kW(126PS)/1万3,500rpm、最大トルクは70Nm/1万1,000rpmを発生。トランスミッションはギヤ比を簡単に変更できるカセット式、クラッチにはアシスト&スリッパークラッチを採用しています。

車体骨格はアルミニウム製のペリメターフレーム、車両重量は197kgです。フロントサスペンションにはショーワのSFF-BP(セパレートファンクションフロントフォーク-ビッグピストン)を採用。縮み始めのコントロール性が高く、コーナー入口で車体が安定します。また、セッティングをワインディング向けとすることで、サーキットからストリートまで幅広いシーンで軽快なハンドリングと高いパフォーマンスを得やすくなっています。

電子制御関係では、滑りやすい路面での操縦をサポートするトラクションコントロール、フルパワーとローパワーの2つの出力特性を選択できるパワーモードセレクション、高精度なインテリジェントアンチロックブレーキなどを採用。そのほか、設定した回転数で指針の色も変化するシフトアップインジケーターをタコメーターに装備。車両価格は消費税10%込みで140万8,000円。発売は2022年の10月1日です。

カワサキ ニンジャZX-6Rのここがポイント!
  • ● 最高出力93kWの636cc水冷4気筒エンジン
  • ● 軽快なハンドリングのシャーシ&サスペンション
  • ● 新しくなった車体カラー&グラフィック

カワサキ ニンジャZX-6Rのライバルはこれだ!

  • ホンダ
    CBR600RR

    操る楽しさを徹底追求した600ccクラスのスーパースポーツ。最高出力89kWの水冷直列4気筒を搭載。車両重量194kg、価格は消費税10%込みで160万6,000円。

  • アプリリア
    RS660

    アルミフレームに最高出力73.5kWの並列2気筒を搭載した軽量コンパクトなスーパースポーツモデル。車両重量183kg、価格は消費税10%込みで145万2,000円。

  • ヤマハ
    YZF-R7 ABS

    排気量688ccのスリムな直列2気筒を搭載した、扱いやすいスーパースポーツモデル。最高出力54kW、車両重量は188kg。価格は消費税10%込みで99万9,900円。


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