掲載日:2021年03月22日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
スピードトリプル1200RSは、アルミツインスパーフレームに水冷3気筒を搭載したロードスポーツモデルです。パワートレインは完全に再設計され、先代のスピードトリプルRSが排気量1,050ccだったのに対し、この新しいスピードトリプル1200RSは110cc大きい1,160ccとなりました。最高出力は30PS向上して180PS(132.4kW)/10,750rpmに、最大トルクは8Nm大きい125Nm/9,000rpmに。レスポンスは向上、レブリミットも上昇しました。
エンジン重量は7kg減、鋳造アルミ製のフレームも17%減で、車両全体の重量としては前モデルより10kg軽い198kgとなり、より俊敏でダイナミックな走りが味わえるようになりました。また、ハンドルバーは幅を13mm広げてコントロール性を向上、フットレストは内側に移動してロードクリアランスを拡大、シートの形状と構造も大幅に改善。乗車ポジションは一層アップライトになり、より快適なライディングが可能となりました。
サスペンションはサーキット走行を意識したオーリンズ製のフルアジャスタブルタイプです。ブレーキにはブレンボ製のStylemaキャリパーを、タイヤはメッツラー製のレーステックRRを装備。電装系には、切替式コーナリングトラクションコントロール、最適化されたコーナリングABS、フロントホイールリフトコントロール、アップ&ダウン対応のシフトアシストなど、多彩な機能を投入。ライディングモードは5種類から選択することが可能です。
メーターパネルの5インチTFTディスプレイには、スマートフォンを介してターンバイターンナビゲーションを表示できるほか、GoProコントロール、通話、音楽などもハンドルのスイッチキューブで制御可能。またフルキーレスシステムにより、イグニションのほかステアリングロックや燃料フィラーキャップもキーレスで操作できます。セキュリティ強化など必要に応じ、キーフォブのスイッチでキーレスシステムを無効にすることも可能です。
車体色はサファイアブラック、マットシルバーアイスの2種類。車両価格は消費税10%込みで199万9,000円。発売は4月上旬の予定です。
YZF-R1のプラットフォームを用いたネイキッドモデル。出力118kWの水冷4気筒を搭載。オーリンズ製の電子制御サスペンションも採用。税10%込みで203万5,000円。
逆回転クランクシャフトの3気筒エンジンを搭載。プリセット3種と1種類のカスタムが用意されるライディングモードも採用。出力103kW、税10%込みで212万3,000円。
765ccの3気筒を搭載する中量級モデル。フロントにショーワ、リアにオーリンズのサスペンションを採用。出力91kW、車両重量188kg、税10%込みで146万5,000円。
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