掲載日:2021年02月19日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
PCXは、高級感あるスタイルなどを特徴とする125ccクラスのスクーターです。2010年に最初のモデルが発売となり、その後、2014年には全灯火器をLED化、2018年にはフレーム形状をアンダーボーン構造からダブルクレードル構造に変更するなど、変遷を重ねながら進化してきました。そして今回、2021年型のフルモデルチェンジでは、軽量化された新設計フレームや、出力アップしたエンジンを採用。外観が新しくなるとともに、性能面でもさらに磨きがかかりました。
パワーユニットは、高出力と環境性能を両立した新設計のeSP+エンジンです。排気量は124ccのままですが、ボア・ストロークは従来の52.4×57.9mmから53.5×55.5mmに変更し、ショートストローク化で摺動抵抗を低減。また圧縮比は11.0から11.5にアップ、動弁機構は4バルブに、吸気経路の拡大や排気マフラー内部構造の最適化も行い、最高出力は従来より0.2kW高い9.2kW(12.5ps)/8,750rpmとなりました。アイドリングストップ機構は引き続きの採用です。
フレームは、軽量化と剛性のバランスの向上を図って完全新設計。従来モデルに比べ、フレーム単体重量で760g軽くなり、またハンドリングの軽快さや取り回しやすさも進化した車体パッケージとなっています。足周りは、新設計ホイールでタイヤサイズをワイド化するとともに、リアアクスルトラベルを伸長。ブレーキは前後ともにディスク式となり、フロントのみの1チャンネルABSが標準装備です。
そのほか、後輪のスリップを制御するセレクタブルトルクコントロールを新たに採用。シート下のラゲッジボックスは、従来の28Lから30Lへと容量を拡大。フロントインナーボックスには携帯端末などの充電に便利なUSBソケットを装備。スマートキーシステムは継続採用です。車体色は、ホワイト、レッド、ブラック、グレー、シルバーの5種類。車両価格は消費税10%込みで35万7,500円。発売は2021年1月28日です。
スポーティな走りとコンパクトな車体が魅力のシティコミューター。最高出力9kWの水冷124ccエンジンを搭載、ABSも標準装備。車両価格は消費税10%込みで35万7,500円。
前後輪に10インチサイズを採用した、コンパクトでスタイリッシュなスクーター。エンジンは空冷の124cc、最高出力は6.9kW。価格は消費税10%込みで32万4,500円。
エンジンの始動や発電を担うACGスターター(モーター)に駆動アシスト機能を持たせたハイブリッドモデル。モーターの出力は1.4kW。車両価格は税10%込みで44万8,800円。
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