スズキ GSX-R125 ABS(2021)

掲載日:2021年02月10日 バイク購入ガイド        件のユーザーレビュー

文/杉山 研二

SUZUKI GSX-R125 ABS(2021)
SUZUKI GSX-R125 ABS(2021)

124ccの水冷単気筒エンジンを搭載
GSX-Rシリーズのエントリーモデル

GSX-R125 ABSは、フルカウルの車体に124ccの水冷単気筒エンジンを搭載したスポーツモデル。原付二種クラスながら前後輪には17インチサイズのホイールを採用し、GSX-Rシリーズのエントリーモデルというポジションを担います。国内向けとしては2018年に発売となり、2020年モデルからはハザードスイッチも追加となりました。2021年1月18日発売の現行型では、車体カラーリングの変更が行われています。

パワーユニットは、シリンダーヘッドにDOHCの4バルブを採用した水冷単気筒です。ボア・ストロークは実験を重ねて効率の良い寸法を求め、62×41.2mmに設定。燃焼室形状の最適化や、吸気効率の向上なども行い、最高出力は11kW(15PS)/10,000rpm、最大トルクは11Nm/8,000rpmに。また、6速マニュアルのトランスミッションを採用し、低回転から高回転までスムーズに吹け上がるスポーティなエンジンに仕上がっています。

車体骨格には、最適なねじり剛性と軽さを備えたダイヤモンドフレームを採用。高い安定性と、コーナリングでの軽快な操作性を両立しています。また、コンパクトでスリムな車体レイアウトにより、街乗りでの扱いやすさも実現。セパレートハンドルはスポーティーなライディングポジションを可能とし、前面投影面積を小さくしたカウリングは空気抵抗を低減。シートハイトは785mmと低く、足着き性は良好。車両重量は134kgです。

縦2灯のLEDヘッドライトは上がロービームで下がハイビーム。その左右のポジションランプにもLEDを使用しています。ブレーキには花弁形状のペータルディスクを採用。ABSは標準装備です。そのほか、ワンプッシュでエンジン始動ができるスズキイージースタートシステムも採用。2021年モデルの車体色は、ストロンガーレッド/タイタンブラック、トリトンブルーメタリック、タイタンブラックの3種類。車両価格は消費税10%込みで41万5,800円です。

スズキ GSX-R125 ABSのここがポイント!
  • ● 空力特性に優れたカウリングと縦2灯LEDヘッドライト
  • ● 17インチホイールを採用したフルスケールの車体
  • ● 最高出力11kWの水冷単気筒DOHC4バルブエンジン

スズキ GSX-R125 ABSのライバルはこれだ!

  • ホンダ
    CB125R

    最高出力9.8kWの水冷単気筒を搭載したスポーツロードスター。ホイールサイズは17インチ、シート高は815mm、車両重量は127kg。価格は消費税10%込みで45万6,500円。

  • カワサキ
    Z125 PRO

    最高出力7.1kWの空冷単気筒を搭載した12インチホイールのミニネイキッド。変速はマニュアルクラッチの4段、シート高780mm、車重102kg。税10%込みで35万2,000円。

  • スズキ
    GSX-S125 ABS

    GSX-R125 ABSと同一プラットフォームのネイキッドモデル。ライディングポジションはアップライト、車両重量は133kg。価格は消費税10%込みで38万2,800円。


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