掲載日:2014年05月14日 バイク購入ガイド 件のユーザーレビュー
文/杉山 研二
走りのカテゴリにこだわらず、様々なシーンを楽しめるクロスオーバースタイルのスポーツバイクです。躍動感あふれるデザイン、快適性と機動力を増すアップライトなライディングポジション、ストロークの長いサスペンションなど、市街地走行からロングツーリング、ときには未舗装路まで、シーンを選ばず使うことできます。ホンダが提唱する“ニューミッドコンセプト”の第1弾として2012年にNC700Xが登場しましたが、その排気量を拡大し、各部の改善や装備の充実を図った進化版が、このNC750Xです。
水冷2気筒エンジンは、シリンダーの内径を4mm広げ、ボア・ストロークは77×80mmに、総排気量は745ccへと拡大。最高出力は、発生回転数はそのままに3kW向上。最大トルクも7Nm向上しています。バランサーは従来の1軸から2軸のバランサーへと変更し、振動をさらに低減。マフラー内の構造を変更することで、歯切れの良いエキゾーストサウンドも実現しています。一方で、ドライブトレインの減速比は低中速のエンジントルクを活かし、ハイギアード化することで燃費を向上。60km/hの定地走行テスト値はNC700Xよりも1km/L良好な42km/Lとなりました。
デュアル・クラッチ・トランスミッション(DCT)搭載のモデルでは、低中速域の力強さを活かした変速特性に変更。また、エンジンブレーキがより効く設定とするなどの熟成を図っています。
装備面では、瞬間燃費および平均の燃費を表示する燃費計を新たに採用。マニュアルトランスミッションの車両にはギアポジション表示も追加しています。タイヤはオフロードをイメージさせるパターンに変更し、クロスオーバースタイルをさらに強調。ほかにも、シート表皮の変更やアジャストタイプのブレーキレバーを採用するなど、充実を図っています。もちろん、フルフェイスヘルメットも収まる容量21リットルの収納、高さ調整が可能なウインドスクリーンなど、従来からの便利な装備は健在です。モデルのタイプは標準車のほか、ABS付き、DTC搭載(ABS標準)などがあり、各タイプにシート高を30mm低くした“TypeLD”もラインナップされています。
扱いやすいエンジンに路面追従性の高いサスペンション、直立した乗車姿勢、高さ調整可能なスクリーンなど、長距離走行の快適性を重視したアドベンチャーツアラー。ABSも標準装備。
誰もが気軽に楽しめるオールラウンドツアラー。エンジンは水冷2気筒800ccで最高出力55kW。765mmと低めに設定されたシート高も特徴のひとつ。ABS標準装備。
多彩なライディングが可能なオールラウンダー。スリムな車体にロングストロークのサスペンションと17インチホイール、排気量650ccのパラレルツインエンジンを搭載する。
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