【Page2】バイク専用ナビ「Gathers M」をとことんチェック

掲載日:2010年06月30日 特集記事ロードライダー流!ナビ活用術    

記事提供/2010年2月24日発行 月刊ロードライダー 4月号
Photo/赤松 孝 Report/吉田 恵

15年ぶりにバイクに乗った出戻りライダーのヨシダケイ。クルマ雑誌編集を長年動め、ナビに関する情報や知識は豊富。
今回、バイク用のナビにも驚いたが、ホンダのCB400 SUPER BOL D'ORの乗りやすさにまたまたビックリ

 

目的地の設定は『メニュー』から『目的地検索』を選択、多彩な検索方法から今回は『名前入力』を使うことに。“えのしま”と入れると候補地がリストアップされて、ヨットハーバーを選び、『出発』でルート探索が開始される

冬用のゴツいグローブでもタッチパネルの反応は良く、押し間違いも少ない。コントローラー(左手のグリップ付け根に装着)も標準装備される。ディスプレイは日光の下でも視認性十分だ

 

ブラケットが取り付けてあれば、装着は本体をセットして、上部にあるストッパーで固定するのみ。付属のミニスピーカー(モノラル)や別売りのステレオスピーカーをつけるときはジャックに差し込んで使用する。ストッパーは専用ネジでロックもできるから、ちょっとしたスキにナビがなくなることもない。Gathers Mの価格は9万9960円

 

次の分岐点(転換地点)に向かって走るときは地図は200mスケール(①)。分岐点に近づくと徐々に拡大されていき、120mスケールになった(音声ガイドあり/②)。分岐点に110mまでとなると80mスケールに(③)。曲がる直前でルート情報画面になる(音声ガイドあり/④)。走行中に右下の「転換地点」という表示にタッチしても、ルート情報画面が出て、音声ガイドをもしてくれる。また、ナビではなく、メーターとしても使用可能だ(⑤)

 

Gathers Mはブルートゥースという近距離無線規格に対応しているので、コミュニケーションシステム(別売り2万7825円)と組み合わせれば、ナビ本体にケーブルを接続する必要はない

楽しみだったのがやっぱり音楽でしょ。この日のために小林旭をセレクトして、音楽データをSDカードに入れてきたのだ(江ノ島だからってサザンじゃないひねくれ者なのサ)。歌いながらのライディングはサイコー!! 高速道路の制限速度なら半分程度のボリュームでもOK

 

というわけで、江ノ島に無事到着。休日だったせいか、道も混んでた。やっぱりVICSとか入るとうれしいなぁ。お楽しみの昼ごはんは、カメラマン推薦のシラス丼。ホントにうまいです。ナビの周辺検索でお店を探すべきか迷ったけれど、さすがに『おいしい飲食店』では調べられないからねぇ

 

音楽も聴けるし
ナビの内容は超充実

15年ぶりに出戻りライダーをやってみて、バイクに乗る気持ちよさも再確認したけれど、テクノロジーの進化に感激しまくった。かつては分岐点にくるたびに愛車を止めて、地図を上下に回転させつつ道を探したのに、ナビがあればそれに従うだけ。

 

目的地の検索はカンタンだし、ルート探索も速い。タッチパネルはグローブからでも使いやすく、地図のスケール変更と音声ガイドの再確認ができる手元のコントロールスイッチを併用すれば操作性はバッグン。画面は3・5インチとナビの中でも最小クラスながら、見やすさと操作性に支障がないのもスゴイ。

 

天気も良く、耳に響くアキラの歌声とともに気分良く流していたら、分岐点近くで音声ガイドがカットインしてきて、道を間違えずにセーフ。ヘルメット内に仕込むスピーカーは、高速走行中でもしっかり聞こえる。走行中はほとんど音声ガイドのみでこと足りて、たまに信号で止まると、画面を確認するくらいだ。

 

10万円近い価格はメモリナビの中ではかなり高い方ではあるものの、二輪専用として内容の練られ方はさすがなギャザズM。

 

ちなみに、このモデルの登場は2008年3月。そろそろバージョンアップのウワサも聞こえてくるし、そのあたりをお次のアイテムとしてねらってみてはいかがでしょうか。

 

ワタシだったら、このナビ付きバイクしか乗りたくないです、ホントに。だって、便利なんだもん。ちょっとくらい落っことしても大丈夫そうだしね(本当に落としてしまい、泣きたくなったのは内緒だ)。

協力/

ホンダアクセス [TEL]0120-663521(お客様相談センター)
ホンダモーターサイクルジャパン  [TEL]048-260-5600

 

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

車種情報
新着記事

タグで検索