掲載日:2010年06月30日 特集記事
記事提供/2010年2月24日発行 月刊ロードライダー 4月号
Photo/赤松 孝 Report/吉田 恵
バイクにはナビゲーションシステムなんていらないと思っているヒト、多くないですか?うすうす感じているとは思うけれど、一度実際に使ってみれば、そのメリットは歴然。今回は実際に使って試してみちゃいましたっ
こんなに便利な道具を 使わない手はない GPSナビゲーションシステムが市販されてから20年弱。ご存じの通り、クルマ用としては、すでに幅広く普及している。かつてはクルマ用ポータブルナビを四苦八苦して装着していたライダーもいたけれども、その苦労は過去のモノ。
地図ソフトが、読み取りエラーの出やすいディスク(CD-ROM/DVD/HDD)からシリコンメモリ式に代わり、本体の小型化と防水ケースの登場などにより、バイク特有の振動や降雨に対する耐久性もクリア。そして、今や二輪専用をアピールするヘビーデューティーな製品がリリースされるまでになった。これからはバイク+ナビもきっと増えるはず。なんてったって一度ナビを使ったら、その便利さは捨てがたいんだから。ロードライダー読者のみなさんも、四輪用を含めれば、ナビを使ってその便利さを実感したことはあるでしょ?むしろ運転のサポートシステムが少ない二輪だからこそ、ナビのメリットは大きいといえる。
20年前は現在地と目的地を直線で結び、できるだけ近い道を運転者自身が探していたナビ自体も、機能的には熟成の域に達している。距離優先や有料道路利用といった条件を設定した推奨ルー卜の探索、数百万件の電話番号や住所を利用した目的地検索、自車位置周辺の施設検索など、使い勝手はバツグン。音声ガイドのおかげで、運転中に画面を見る必要はほとんどない。
ツーリングに行っても、ナビなしでルートが正しいか気にしながら走るよりも、少々間違えても再び目的地までの道を探してくれるナビがあった方が景色や街の雰囲気を楽しめる。出先でガソリン残量が心細くなっても、周辺検索機能で近隣のガソリンスタンドを探せる安心感はありがたいってわけ。
また、近場などで道に迷う心配がなくても、画面上に通ったことのない道を発見する楽しさもある。
ナビに付随する機能でうれしいのは、音楽データの再生。SDカードなどに音楽データ(MP3など)を入れておけば、お気に入りのサウンドとともに走れちゃう。味気なかった高速クルージングも、BGMがあればテンションアゲアゲなのだ。
愛車をカスタムしているヒトには、ゴテゴテと無粋な付加物に見えるかもしれないけれど、最近の製品は収まり具合も秀逸。いかにさりげなくつけているかを魅せるのも、ウデの見せどころじゃない?
ナビはバイクの楽しみをスポイルするものではなく、世界をさらに広げてくれる道具。よりよいカタチでバイクライフに採り入れることができれば、もっとステキな明日が待っている。というわけで、次のページではナビを使って快適ツーリング体験してきたので、ご覧ください! | 知らない場所にも地図なしで 周辺のお店も調べられる 到着時間&距離の目安がわかる |
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