レトロバイク・グラフティ第99回PIAGGIO VESPA(ピアッジオ ベスパ)1946年

掲載日:2023年03月10日 レトロバイク・グラフティ    

イラスト・文/藤原かんいち

レトロバイク・グラフティタイトル画像

レトロバイク・グラフティ第99回PIAGGIO VESPA(ピアッジオ ベスパ)1946年 メイン画像

オシャレでかっこいい元祖スクーター、気分は「探偵物語」の松田優作?

懐かしくてかっこいいスクーターといえばベスパ。そういえば僕がベスパを知ったのはいつだろう? ベスパが出てくる映画として『ローマの休日(1953年公開)』が有名だが、僕が生まれる前。そんな風に考えて行くとあるテレビドラマにぶつかった。1979年~80年に放映された『探偵物語』だ。黒いスーツにソフト帽とサングラス、ハードボイルドな主人公、探偵の工藤ちゃん(松田優作)が乗っていたのがベスパだった。

その姿はオシャレで、チャーミング。ベスパには日本車は持っていない、特別な空気感があった。そういえば、イギリスで生まれた若者たちのカルチャー『モッズ(音楽・ファッション・クラブなど)』たちが乗っているのもベスパだった。

ベスパの生みの親であるイタリアのメーカー『ピアッジオ』は元々航空機などを生産していたが、第二次世界大戦後、民需転換のために小型スクーター『ベスパ』を開発した。スチールモノコックボディやタイヤ交換がしやすい前輪の片持ちサスペンションなど、航空機メーカーの技術を使った。構造がシンプルでメンテナンスがしやすいこと、スカートの女性でも足をそろえて乗れるデザインなどが庶民に受け、大ブレイク。その後世界100か国以上で販売またはライセンス生産される、グローバルスタンダードスクーターとなった。

1996年に4サイクル化、オートマチック化など大きなリニューアルが行われたが、スチールモノコックボディ、フロント片持ちなどのベスパらしさはその後も継続。いまも世界中のファンから愛され続けている。

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

愛車を売却して乗換しませんか?

2つの売却方法から選択可能!

方法1.オークション

出品前買取相場が分かる!
3000社の中から最高入札店のみとやり取りで完結。

方法2.買取一括査定

業界最大級の加盟店数!
最大12社一括査定
愛車が高く売れるチャンス

メーカー

郵便番号

タグで検索