掲載日:2018年11月28日 トピックス
取材協力/Honda, ITA(Italian Trade Agency) Text&Photo / Ryo Tsuchiyama
ホンダブースの中でも広大なエリアを占めるアフリカツイン(Africa Twin)コーナー。欧州でもアフリカツインブランドの求心力はかなりのものである。
日本でもミラノショー後に新色が発表されたアフリカシリーズ。以前から欧州では日本とは異なるカラーも展開しているおり、このアフリカツイン・アドベンチャースポーツ(Africa Twin Adoventure Sport)のカラーは、2019年欧州仕様の新色「DIGITAL SILVER METALLIC(デジタル・シルバー・メタリック)」だ。現段階では日本導入予定のないカラーとなる。
こちらは日本でも購入できる新色「グリントウェーブブルーメタリック」。ブルーの彩度が高く、かなり目を引くカラーだ。
【左上】V4エンジンを搭載するVFR800X Crossrunner(クロスランナー)。ガードやフォグランプ、パニア&トップケースを追加したオプション装着車だ。【右上】現在は日本国内で販売されていないVFR1200X Crosstourer(クロスツアラー)だが、1,200ccV4エンジンは需要があるのか、欧州では健在。こちらもオプション装着車。【左下】並列2気筒エンジンのNC750X。【右下】新型CB500Xのオプション装着車。欧州でのCB500Xはレッド、ホワイトとこのガンメタ×ブラックの3色展開となる。
オフテイストを盛り込んだ新機軸のスクーターX-ADVはイタリアでも人気があるようで、ブースでは4、5台を展示していた。こちらは欧州2019年モデルの新色「MATT ARMOURED GREEN METALLIC(マット・アーマード・グリーン・メタリック)」。日本では2色展開のX-ADVだが、欧州では以前から4~5色展開なのだ(イタリアは5色)。
マットのダーググリーンに迷彩模様をあしらったカラーはストリートでも映えそう。日本でも売って欲しい!
ブースに展示されていた気になる1台。車体には「Gibraltar Race(ジブラルタル・レース)」と文字の入ったゼッケンが貼られていた。このジブラルタル・レースを調べてみると、欧州を縦断する約8,000kmのコース(コースは毎年変更)をナンバー付き市販車で2週間かけて走り抜くという、アマチュア向けのラリーレイドだと分かった。このX-ADVは2018年のレースに参加したマシン。
さらにジブラルタルレースを調べてみたが、クラス分けは600cc以下、600~950cc、950cc以上の3クラスとなっているようだ。ついでにリザルトもチェックしてみると、2018年は出走81台、完走51台という過酷さながら、このX-ADVはイタリア人ライダーRenato Zocchi氏が走らせて総合8位、クラス5位という好成績を収めていた!(他の出場車はKTM690系やBMW-GS、アフリカツイン等) 欧州にはとんでもない猛者がいるようだ。
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