掲載日:2018年09月20日 トピックス
取材協力/スズキ株式会社 取材・文/宮下豊史 写真/夏目健司
2018年9月2日(日)、前日までの雨予報をものともせず、Vストローム(V-Storom)のオーナーやVストロームに興味をもっている人、総勢884名が静岡県浜松市にあるスズキ本社特別会場に集まった。一部車での来場者もあったが、1,000cc、650cc、250cc、さらに新旧合わせて500台以上のVストロームが駐車場にずらりと並びその姿は圧巻だ。
毎年恒例となったVストロームミーティングは今回で4回目、年々集まる人数が増えて、今では大人気イベントになっている。今年、会場で特に目立っていたのはVストローム250で、昨年はまだ販売開始から間もないこともありVストローム250に乗っている参加者はまばらだったが、今年は数多くのオーナーたちが集結し、交流を深めていたようだ。
当日朝、多くのライダーがゲート前で列を作り、9時の開場とともに駐車場へ、そしてバイクを止めると会場へとなだれ込んでいったのだが、多くの人がお目当てにしていたのは、会場でのみ購入可能な限定グッズ。スプーンとフォークがセットになったVストロームロゴ入りカラトリーやTシャツなどの限定グッズを購入するため、物販コーナーへと足を向けていた。それらのレアアイテムは瞬く間に売り切れ、その売り上げは7月の豪雨被害にあわれた方に義援金として寄付された。
一方ステージではスズキ株式会社 鈴木俊宏社長の開会宣言の後、Vストロームで全国を旅するバイク冒険家の賀曽利隆氏、650オーナーのノアセレン氏、雑誌アウトライダーの菅生雅文氏とスズキ開発陣が集まりトークショーがスタート。参加者からは多くの質問や意見が飛び交い、オーナーイベントらしい活気のあるトークショーとなった。
また、出展ブースエリアでは、Vストロームシリーズ用のパーツや車両と合わせて使いたいバッグなどを製作しているメーカーが軒を連ね、アイテムの開発秘話やオーナーからの新製品要望など熱いトークで賑わいを見せた。
訪れたオーナーたちに喜んでもらうため、Vストロームミーティングでは「遠くからきたで賞」などユニークな賞を用意。今回一番遠くからの来場者は、西日本だと大分、長崎。東日本は水戸、宇都宮。そして最高齢の来場者は64歳で、それぞれに特別な賞品が渡されれた。その後は大盛り上がりのじゃんけん大会が始まり、ブース出展社から協賛されたバッグやグリップヒーター、ケミカル類などがじゃんけんの勝者にプレゼントされた。
最後は株式会社スズキ二輪 濱本英信社長から閉会のあいさつがあり、記念の集合写真を撮影し閉会となった。このイベントがまた旅の出発点となる。Vストロームオーナーたちは別れを惜しみ、さらにイベントの思い出を胸に抱いて、再開を約束しつつ解散となった。
バイクブロスブースでは雑誌・ガルルの連載記事で使用している実車を展示。装着しているパーツの紹介で来場客の皆さんと盛り上がった。
キジマ製品満載の展示車。ドライブレコーダーに興味津々の方が多く、オーナーは愛車用のパーツがあるかの相談をしていた。
650ccのデモ車を展示していたのはPLOT。ヘプコ&ベッカーのパニアケースが装着されており、アドベンチャーの雰囲気満載な一台。
Vストロームシリーズがずらりと勢揃い。これからオーナーになろうと考えている方も来場していたので、実際に車両にまたがって足つき具合や跨り心地を確認していた。
今話題沸騰の新型ジムニーも登場。Vストロームと同じようなワイルドさを感じさせる4輪駆動車ということもあり、車両のまわりは終始賑わいを見せていた。
Vストロームオリジナル商品販売ブースは開場と共に長蛇の列が。午前中にすべての商品が完売。買いそびれてしまった方たちは一様に残念そうだった。
全国を旅する賀曽利氏。ファンたちにサインや記念写真をねだられ、笑顔で元気よく対応する姿が印象的だった。
Vストロームがこれだけ揃う様は圧巻のひとこと。会場でも駐輪場でもオーナーたちはみな笑顔と共に交流を深めていた。
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