掲載日:2018年05月21日 トピックス
取材協力/ドゥカティジャパン 取材・写真・文/バイクブロス・マガジンズ編集部
大型車が多いドゥカティですが、SCRAMBLER Sixty2(スクランブラーSixty2)は普通自動二輪免許で乗れる399cc。シート高770mmの足つきをチェック!
2016年に発売したドゥカティのSCRAMBLER Sixty2(スクランブラーSixty2)。この「Sixty2」というのは初代のドゥカティ スクランブラーが登場した1962年を意味しているもの。初代のスクランブラーは当時の若者に人気があったポップアートなどのカルチャーにインスピレーションを受けたデザインだったのですが、新しくなったSCRAMBLER Sixty2もそのスピリットを受け継ぎ、ドゥカティの「ポップ・アイコン」としての役割を担うバイクになっています。
そんなポップなSCRAMBLER Sixty2は装備もブラックサイレンサーやスチール製のティアドロップ型タンクなど、雰囲気のある作りになっていて楽しそうな雰囲気を漂わせるバイクに仕上がっています。シート高は400ccのバイクとして国内メーカーの車両と比べてみるとアメリカンタイプの車両はもう少し低いし、スポーツ系の車両はもう少し高いシート高が多いので、770mmというのは平均的な高さかな……といった感じです。
こちらがSCRAMBLER Sixty2のシートで、跨ってみた感じはやや固め。ただ足つきの良さを発揮しそうな細身のシートになっています。今回の比較車両は同様のスクランブラー名を持つバイクという目線で選んでみましたので参考にしてください。
【比較的似ているタイプの車両のシート高】
SCRAMBLER Sixty2と比べると排気量が大きいバイクが多いのであくまで参考ですが、シート高はSCRAMBLER Sixty2が低めで車両重量も軽そう。
今回は160cm、175cm、180cm、3名のテスターが実際に跨って足つきチェックをしましたので、身長別の比較写真や自分の身長と比べて参考にしてみてください!
身長160cm、175cm、180cm のテスターが足つきチェック! シート高は770mmと400ccならば平均的な高さ!
まずは160cmのテスターから。両足だと足裏の接地は1/3程度。テスターの感想は「足つきはともかく車両を自分で起こすのが重く感じる」とのこと。
片足でもそんなに足の接地面積がかわっているように見えない。
160cmのテスターを真後ろから見た姿。足は伸びた状態だがハンドルまでは少々ゆとりがありそう。
片足での足つき。車両の傾きなどは無いが、腰の位置は少しずれている。「ステップが足にあたるから、足を良い位置に降ろしにくい」と言っていた。
175cmのテスターは両足でもベッタリと足裏が地面に接地。腰掛けている位置は浅いが膝にもゆとりがある。
片足も問題なく足がついている。テスターいわく「アップハンドルなので乗った時の安心感がある」と好印象。
175cmテスターの真後ろから見た様子。こちらもベッタリと地面に足がつく。もちろん片足でも全面が接地した。
180cmのテスター。横から見ると深くシートに跨っても足の裏が全面接地するだけなく、膝がしっかり曲がりゆとりを感じる。
片足での接地を見ているとバイクが少々小さくも見える。「跨ってみるとシートが硬めで細い。それにハンドルが広くて近い」と言っていた。
真後ろから180cmのテスターを見ると、膝や肘にゆとりがしっかりとあり、安定しているのがわかる。
今回160cmのテスターと180cmのテスターが「足を出すときにステップに当たる」と言っていた。足をステップの前に出しても後ろにしても足に当たるので、ステップを避けるように足を出す必要がある。
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