掲載日:2014年10月03日 フォトTOPICS
取材・写真・文/田宮 徹 取材協力/MFJ、SUPER MOTO JAPAN レーシングリザルト
S1プロクラス決勝ヒート1のスタートシーン。ポールポジションの森田 一輝選手(#6)が好スタート。これに2番グリッドの佐合 潔選手(#1)が続くと、オープニングラップで前に出て、レースを引っ張っていきました。
全日本スーパーモタード選手権の今季第6戦は、2014年9月21日(日)に熊本県のHSR九州で開催されました。このシリーズは、年間8戦の設定。大会は、トップカテゴリーのS1プロ、その下に位置するS1オープン、排気量250ccの4ストロークが中心となるS2の、3クラスで構成されています。S1プロクラスは1日に2回、ほかの2クラスは1回の決勝を行います。
モトクロスの全日本選手権コースやジムカーナコースなどもある、ホンダの安全運転やモータースポーツに関する複合モータースポーツ施設のHSR九州。今大会の舞台となったのは、全長2,350mのサーキットコースでした。ただし、バックストレートはキャンセルされ、代わりに大きなテーブルトップも備えた長いダートセクションが、1コーナーの先に追加されました。
天候は朝から曇り。ところが、S1オープンクラスの決勝レース中に強い雨が降りだし、このレースとS1プロ決勝ヒート2のみウェットコンディションとなって、ダートセクションはキャンセルされました。
S1プロクラスでは、決勝の両ヒートで佐合 潔選手(#1)が勝利。これにより佐合選手は、全日本がいまの体制になって2年連続でチャンピオンに輝くことになりました。S1オープンクラスでは、地元の川上 祥史選手(#16)が優勝。S2クラスでは城取 諒選手(#7)が勝利を収め、こちらも2大会を残して年間タイトル獲得を決めました。
01S1プロクラスの決勝ヒート1。レース序盤から中盤にかけて、佐合 潔選手(#1)と森田 一輝選手(#6)というふたりの全日本モトクロス選手権出身ライダーが、激しいトップ争いを展開。会場を大いに沸かせました。
02S1プロクラスの決勝ヒート1。森田 一輝選手(#6)の猛攻に耐えていた佐合 潔選手(#1)は、ラスト4周となった13周目のダートセクションで森田選手が痛恨のエンストを喫したことから、独走で勝利を収めました。
03S1プロクラスの決勝ヒート1で、2位入賞を果たした森田 一輝選手。レース終盤まで、ホンダに勤める地元ライダーとあってこのコースをよく知る佐合 潔選手(#1)を追い詰めるも、終盤にエンストを喫して届かず。
04S1プロクラスの決勝ヒート1で、スタート直後のダートセクションで新井 誠選手(#17)と接触転倒しながらも、その後に追い上げて3位入賞を果たした三苫 進選手。ウェット路面のヒート2でも、3位となりました。
05S1プロクラス決勝ヒート1の表彰台。写真中央が、地元大会でしっかり勝利を収めた佐合潔 選手(#1)。同左が、この佐合選手を終盤まで追い続けた森田 一輝選手(#6)。同右が、3位入賞を果たした三苫 進選手(#4)です。
06S1プロクラスの決勝ヒート2はウェットコンディションに。この影響でダートセクションはキャンセルされました。そして序盤から最終ラップまで、佐合 潔選手(#1)と森田 一輝選手(#6)が僅差のトップ争いを展開!
07S1プロクラスの決勝ヒート2で、ラスト4周となった13周目に新井 誠選手(#17)を抜き、4位でフィニッシュした金児 敏之選手。ドライコンディションのヒート1でも4位となり、今大会では健在ぶりをアピールしました。
08S1プロクラス決勝ヒート2の表彰台は、ヒート1と同じメンバーとなりました。写真中央が、今大会でシリーズタイトル獲得を決めた佐合 潔選手(#1)。同左が、2位入賞の森田 一輝選手(#6)。同右が、3位の三苫 進選手(#4)です。
09S1オープンクラスの決勝は、フルコースでスタート。しかしその直後から雨が強く振りだして、4周目に赤旗中断。レースは仕切り直しとなり、ダートセクションがキャンセルされ、周回数は3周増えて16周に。
10仕切り直しとなったウェット路面のS1オープンクラス決勝は、レース後半まで6台がトップ争いを演じる、白熱の展開に。ただし緒方 大輔選手(#76)は、ジャンプスタートのペナルティでピットインを義務づけられた状態。
11S1オープンクラスの決勝レースで勝利した、地元ライダーの川上 祥史選手。レース終盤にトップグループの先頭に立つと、翌周には一気に2秒近く後続を引き離すスパートをかけ、最後は大きなアドバンテージを得ました。
12S1オープンクラスの表彰台。写真中央が、今季初優勝の川上 祥史選手(#16)。同左が、後半までトップグループを牽引して2位となった千葉 智選手(#2)。同右が、3位となったランキングトップの金子 和之選手(#47)です。
13ドライコンディションでスタートしたS2クラスの決勝レースで、ポールポジションから勝利を収めた城取 諒選手。オープニングラップで、3番手以下がマルチクラッシュの影響で出遅れたこともあり、楽な展開となりました。
14S2クラスの決勝レースでは、後半に激しい2番手争いが展開され、ラスト4周目の1コーナーで松井 康晃選手(#32)を森本 圭選手(#17)がパス。この際に失速した松井選手を、直後に和田 直人選手(#18)が抜きました。
15S2クラスの決勝レースで、2位に入賞した和田 直人選手。タイムアタック予選は2番手も、レース形式予選ではスタートで遅れて7番手。決勝では、レース終盤に松本 康晃選手(#32)と森本 圭選手(#17)を次々にパスしました。
16S2クラスの決勝レースで、4位に入賞した笠大 祐選手。スタート直後のダートセクションで、マルチクラッシュに巻き込まれて出遅れ。それでも必死に追い上げ、ラスト2周のところで松井康 晃選手を抜いて4位となりました。
17S2クラスの表彰台。写真中央が、今季2度目の勝利によりシリーズタイトル獲得を決めた城取 諒選手(#7)。同左が、激しい追い上げで2位に入賞した和田 直人選手(#18)。同右が、3位に入賞した森本 圭選手(#17)です。
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