全日本スーパーモタード選手権 第2戦

掲載日:2014年05月29日 フォトTOPICS    

取材・写真・文/田宮 徹  取材協力/MFJSUPER MOTO JAPAN  レーシングリザルト

S1プロクラスは、出走15台と少数精鋭。タイムアタック方式の予選では、金子 隆太選手(#3)がトップタイムで、ポールポジションを獲得。2番グリッドに増田 智義選手(#2)、3番手に佐合 潔選手(#1)が並びました。

最高峰クラスでは両ヒートでドッグファイト!
佐合 潔選手、金児 隆太選手がそれぞれ今季2勝目!

スーパーモタードレースの日本最高峰シリーズとなる全日本スーパーモタード選手権の今季第2戦が、2014年5月18日(日)に滋賀県の琵琶湖スポーツランドで開催されました。

このシリーズは、年間8戦の設定。大会は、排気量290~450ccの4ストロークと175~250ccの2ストロークが参戦するトップカテゴリーのS1プロ、アンリミテッド(排気量460cc以上の4ストローク)とS1(290~450ccの4ストロークと175~250ccの2ストローク)が混走するS1オープン、排気量175~250ccの4ストロークと100~125ccの2ストロークで競われるS2の、3クラスで構成されています。S1プロクラスは1日に2回、ほかの2クラスは1回の決勝を行います。

舞台となった琵琶湖スポーツランドは、四輪カート用のサーキット。今大会ではこれをベースに、タイトターンや複数のジャンプなどで構成された、長めのダート区間がプラスされました。天候は晴れで、路面はドライコンディション。最高気温は25度でした。

S1プロクラスでは、ヒート1で昨年度王者の佐合 潔選手(#1)、ヒート2では金児 隆太選手(#3)が優勝。S1オープンクラスでは金子 和之選手(#47)が開幕連勝を決め、S2クラスでは城取 諒選手(#7)が勝利を収めました。

フォトTOPICS(写真点数/17枚)

01S1プロクラスの決勝ヒート1で、レースが中盤に入ったところで金児 隆太選手(#3)を抜いてトップに立ち、その後はじわじわとリードを拡大して、トップでフィニッシュした佐合 潔選手。開幕戦ヒート2から連勝です。

02S1プロクラスで、決勝のポールポジションを獲得した金児 隆太選手。決勝ヒート1は、スタートにやや失敗し、増田 智義選手(#2)の先行を許し、増田選手の転倒でトップに立つも、佐合 潔選手(#1)に抜かれて2位でした。

03S1プロクラスの決勝ヒート1で、3位に入賞した三苫 進選手。トップ争いにはうまく絡むことができませんでしたが、野左根 航汰選手(#31)以下の後続を引き離して単独走行を続け、今季初の表彰台登壇を果たしました。

04S1プロクラスには、全日本ロードレース選手権の最高峰クラスとなるJSB1000に参戦中の野左根 航汰選手がスポット参戦。ヒート2は転倒もあって7位でしたが、ヒート1では安定感のある走りを続けて4位でゴールしました。

05S1プロクラス決勝ヒート1の表彰台。写真中央が今季2勝目を挙げた佐合 潔選手(#1)、同左が逆転を許して悔しい2位となった金児 隆太選手(#3)、同右が今季初の表彰台登壇となった3位の三苫 進選手(#4)です。

06S1プロクラスの決勝ヒート2では、金児 隆太選手(#3)を先頭に佐合 潔選手(#1)と三苫 進選手(#4)がこれを追う、白熱のトップ争いが繰り広げられました。佐合選手が最後まで金児選手を追いましたが、順位は変わらず。

07S1プロクラスの五十住 洋佑選手。決勝ヒート1は、5番手争いの最中に転倒を喫して、最終的には8位。しかし決勝ヒート2では、1周目から4番手を走行すると、トップ3には逃げられたものの、4位入賞を果たしました。

08S1プロクラスで、予選2番手となった増田 智義選手。しかし決勝では、ヒート1でトップ走行中に転倒してリタイア。この際にタイヤがパンクし、レギュレーションによりヒート2はピットスタート。9位に終わりました。

09S1プロクラス決勝ヒート2の表彰台。写真は、佐合 潔選手(#1)の猛攻に最後まで耐え続けて勝利した金児 隆太選手(#3)。2位が、連続優勝とはならなかった佐合選手。3位は、再び入賞した三苫 進選手(#4)です。

10S1オープンクラスの決勝で、ポールポジションから好スタートを決め、レース中盤に中村 竜規選手(#39)を引き離して勝利した金子 和之選手。開幕戦に続いて中村選手とのバトルを制して、開幕連勝を達成しました。

11S1オープンクラスの決勝で、2位入賞を果たした中村 竜規選手(#39)。開幕戦では、終盤に金子 和之選手(#47)の逆転を許して2位だったため、「今回こそと思って走りましたが、またダメでした」とのこと。次戦以降に初優勝を狙います。

12S1オープンクラスの決勝レースで、3位入賞を果たした地元の木下 裕規選手(#1)。予選3番グリッドから優勝をめざしましたが、決勝では序盤からトップの2台に逃げられて単独走行に。それでも、今季初表彰台に登壇しました。

13S1オープンクラスの表彰台。写真中央が後半に後続を引き離して優勝した金子 和之選手(#47)、同左が開幕戦に続いて2位となった中村 竜規選手(#39)、同右が単独走行を続けて3位に入賞した地元の木下 裕規選手(#1)です。

1413台がエントリーしたS2クラスの決勝で、ポールポジションからスタートしてホールショットを奪うと、序盤から後続を引き離して全日本初優勝を決めた城取 諒選手。「ようやく勝てました」と安どの笑顔を見せました。

15S2クラスの決勝レースで、2位入賞を果たした中木 亮輔選手。ロードレース出身のライダーですが、今季はモトクロスレースにも参戦して、ダートでの腕を磨いています。ロードとモトクロスのいいとこ取りで、タイトルを狙います。

16S2クラスの予選2番手からスタートした瀧川 貴士選手。決勝では、オープニングラップにダートで転倒。最後尾からのレースとなりましたが、パッシングポイントの少ないコースで驚異的な追い上げを続けて、3位に入りました。

17S2クラスの表彰台。写真中央が独走で全日本初優勝を決めた城取 諒選手(#7)、同左が決勝で着実にタイムを上げて2位入賞の中木 亮輔選手(#1)、同右が激しい追い上げで3位に入賞した瀧川 貴士選手(#12)です。

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