掲載日:2013年08月02日 フォトTOPICS
取材・写真・文/田宮 徹 取材協力/MFJ SUPER MOTO JAPAN
S1プロクラス決勝ヒート1のスタートシーン。ポールポジションの金児 隆太選手(#3)が好スタート。2番グリッドの森田 一輝選手(#2)と3番グリッドの野左根 航汰選手(#31)は直後に転倒。
スーパーモタードレースの日本最高峰シリーズとなる全日本スーパーモタード選手権の第4戦が、2013年7月21日(日)に広島県のTSタカタサーキットで開催されました。
このシリーズは、日曜日のみの1デイ開催で、年間7戦が設定されています。大会は、排気量290~450ccの4ストロークマシンと175~250ccの2ストロークマシンが参戦するトップカテゴリーのS1プロ、アンリミテッド(排気量460cc以上の4ストロークマシン)とS1(290~450ccの4ストロークマシンと175~250ccの2ストロークマシン)が混走するS1オープン、排気量175~250ccの4ストロークマシンと100~125ccの2ストロークマシンで競われるS2の、3クラスで構成。S1プロクラスのみ、1日に2回の決勝を行います。
前戦に続いて今大会も晴天に恵まれ、路面はドライコンディション。最高気温は33度まで上昇しました。コースは、全長約1,500mで最長約250mのストレートがあり、ハイスピードなレイアウト。ほぼ連続したふたつのセクションに分けられた、長めのダートセクションも設けられました。
S1プロクラスでは、両ヒートで僅差のトップ争いが繰り広げられ、ヒート1では増田 智義選手(#4)、ヒート2では金児 隆太選手(#3)が、それぞれ今季初優勝。S1オープンクラスでは、新井 誠選手(#41)がクラス初優勝を挙げ、S2クラスでは大西 健太郎選手(#3)が今季2勝目を手にしました。
次戦は、2013年8月18日(日)に宮城県のスポーツランドSUGOで開催されます。
01S1プロクラスの決勝ヒート1で勝利した増田 智義選手。序盤からトップを守った金児 隆太選手(#3)をマークし続け、最終ラップに逆転。5年ぶりとなる全日本での優勝を達成しました。
02S1プロクラスの決勝ヒート1で2位、ヒート2で優勝した金児 隆太選手(#3)。ヒート1は最終ラップに逆転されて涙を流しましたが、ヒート2で雪辱を果たし、今季初優勝を挙げました。
03S1プロクラスのランキングトップに立っている佐合潔選手は、今大会はヒート1が3位、ヒート2が5位と苦戦。ダートを重視したマシンセッティングが、レースで不利に働いたのでしょうか?
04S1プロクラスの決勝ヒート1で優勝した増田 智義選手(#4)。「そろそろ引退かと思いましたが、まだ勝てるみたいなんで続けます」とコメントして、来場者の笑いと拍手を誘いました。
05S1プロクラスの決勝ヒート2で2位に入賞した森田 一輝選手。ヒート1は、スタート直後の2コーナーで転倒し、マシンが壊れたことからその後にリタイア。ヒート2は、金児 隆太選手(#3)を攻略できず。
06S1プロクラスで、両ヒート4位に入賞し、総合では3位となった三苫 進選手。練習走行で転倒し、カラダにダメージを負っていましたが、それを感じさせないアグレッシブな走りを披露!
07S1プロクラスに参戦した、ロードレースで活躍中の野左根 航汰選手は、決勝では両ヒートともオープニングラップに転倒を喫し、再スタートにも時間を要し、両ヒート9位と低迷しました。
08S1プロクラスの決勝ヒート2で、全日本今季初優勝を挙げた金児 隆太選手。両ヒートとも、序盤からトップを守り、後続から複数台のライバルからプレッシャーを受け続ける展開でした。
09S1オープンクラスの決勝では、新井誠選手(#41)が序盤からトップをキープ。吉田雄一選手(#1)が背後からプレッシャーを与えましたが、それに負ける事なく優勝を挙げました。
10S1オープンクラスの決勝で3位に入賞した川上 よしふみ選手。予選2番手から臨み、トップの2台からはやや引き離されてしまいましたが、終始安定した走りで表彰台に登壇しました。
11S1オープンクラスでは、普段はモトクロスの全日本選手権に参戦している北居 良樹選手がスポット参戦。「1年ぶり2回目のモタードで、ターマックの走り方がわからん!」と笑いながら4位に入賞。
12S1オープンクラスの表彰台。中央が優勝した新井 誠選手(#41)、写真左が2位の吉田 雄一選手(#1)、同右が3位の川上 よしふみ選手(#11)。新井選手は、このクラスでの自身初勝利です。
13S2クラスの決勝で、今季第2戦以来となる勝利を手にした大西 健太郎選手。序盤から、岸田 尊陽選手(#2)、城取 諒選手(#45)、中木 亮輔選手(#3)に迫られながら、ポジションを守りました。
14S2クラスの決勝で2位に入賞した中木 亮輔選手。前戦では、全日本参戦3年目にして初優勝。今大会は、「遠征なので、着実に上位でゴールすることが目標でした」と、ゴール後に笑顔を見せました。
15S2クラスの決勝で3位に入賞した岸田 尊陽選手。ポールポジションからレースに臨み、中盤に転倒して一時は4番手に後退。その後に輿水 拓弥選手(#46)を抜いて、表彰台に登壇しました。
16S2クラスの表彰台。中央が優勝した大西 健太郎選手(#50)、写真左が2位入賞の中木 亮輔選手(#3)、同右が岸田 尊陽選手(#2)。オフ出身ライダーが、ふたりのロード出身者を抑えました。
17今大会のお昼休み後には、ハイパワーエンジンを搭載したミッションカートのスポンサーレースも併催されました。S1プロクラスの佐合 潔選手がこれに飛び入り参加して、2位になりました。
愛車を売却して乗換しませんか?
2つの売却方法から選択可能!