全日本スーパーモタード選手権 第5戦

掲載日:2013年08月29日 フォトTOPICS    

取材・写真・文/田宮 徹  取材協力/MFJSUPER MOTO JAPAN

S1プロクラスのスタートシーン。ポールポジションの増田 智義選手(#4)が好スタート。2番グリッドの森田 一輝選手(#2)がこれに続き、3番グリッドの佐合 潔選手(#1)は3コーナーで5番手へと後退しました。

猛暑の中、全クラスで僅差のトップ争い!
S1プロクラスでは増田 智義選手が両ヒート制覇!

スーパーモタードレースの日本最高峰シリーズとなる全日本スーパーモタード選手権の第5戦は、2013年8月18日(日)に宮城県のスポーツランドSUGOで開催されました。

このシリーズは、日曜日のみの1デイ開催で、年間7戦が設定されています。大会は、排気量290~450ccの4ストロークマシンと175~250ccの2ストロークマシンが参戦するトップカテゴリーのS1プロ、アンリミテッド(排気量460cc以上の4ストロークマシン)とS1(290~450ccの4ストロークマシンと175~250ccの2ストロークマシン)が混走するS1オープン、排気量175~250ccの4ストロークマシンと100~125ccの2ストロークマシンで競われるS2の、3クラスで構成。S1プロクラスのみ、1日に2回の決勝を行います。

今大会も天候に恵まれ、路面はドライコンディション。最高気温は34度まで上昇し、ハードなレース展開となりました。今大会では、複数あるSUGOのモータースポーツ施設の中で、全長952mの西コースを使用。コース幅は狭く、パッシングポイントは少なめです。今大会のために、ふたつのダート区間が設けられました。

S1プロクラスでは両ヒートで、増田 智義選手(#4)と森田 一輝選手(#2)による僅差のトップ争いが繰り広げられ、ともに増田選手が制しました。S1オープンクラスでは、新井 誠選手(#41)の追撃をかわした吉田 雄一選手(#1)が今季2勝目。S2クラスでは、土井原 弘樹選手(#19)が初優勝を手にしました。

次戦は、9月15日(日)に熊本県のHSR九州で開催されます。

フォトTOPICS(写真点数/17枚)

01S1プロクラスでは、両ヒートで増田 智義選手(#4)と森田 一輝選手(#2)による僅差のトップ争いが、最終ラップまで続きました。ヒート2では、佐合 潔選手(#1)もこれに加わりました。

02S1プロクラスで両ヒートを制覇した増田 智義選手。前大会のヒート1で、じつに5年ぶりとなる全日本での勝利を挙げた増田選手。マシンに大きな変更はありませんが、調子を上げています。

03S1プロクラスで、両ヒートで2位となった森田 一輝選手。前日の練習走行で激しくクラッシュして負傷。しかしこれが地元大会とあって、しぶとい走りで両ヒートともトップ争いを繰り広げました。

04S1プロクラスで、両ヒート3位とやや不本意な結果に終わった佐合 潔選手。ヒート1は、スタート直後に抜かれ、ばん回に時間を使ってしまいました。ヒート2は、すぐ前のふたりを抜く機会を得られず。

05S1プロクラスで、ヒート1は4位、ヒート2は6位に入賞した金児 隆太選手(#3)。前大会ヒート2で今季初優勝を挙げましたが、今大会ではトップ争いに加われず。表彰台登壇を逃しました。

06予選4番手から決勝に臨んだS1プロクラスの三苫 進選手は、決勝ヒート1ではスタートでの出遅れとその後のミスが響いて7位。しかしヒート2では、後続を抑えて4位入賞を果たしました。

07S1プロクラスの表彰台は、ヒート1とヒート2でまったく同じメンバーとなりました。写真中央が優勝した増田 智義選手(#4)、同左が2位の森田 一輝選手(#2)、同右が3位の佐合 潔選手(#1)です。

08S1オープンクラスで勝利したのは吉田 雄一選手。レース序盤には青木 優治選手(#3)、終盤には新井 誠選手(#41)に接近される場面もありましたが、最後まで冷静な走りを続けて今季2勝目を挙げました。

09予選レースにポールポジションで臨むはずが、時間内にグリッドに着けず最後尾スタートに。決勝は4番グリッドから臨み、追い上げて2位入賞を果たした新井 誠選手。ミスが悔やまれる大会となりました。

10予選3番手から決勝に臨み、3位に入って表彰台に登壇した、S1オープンクラスの青木 優治選手。一時は、トップを走る吉田 雄一選手(#1)に肉迫。終盤に新井 誠選手(#41)に抜かれてしまいました。

11S1オープンクラスの決勝にポールポジションから臨むも、2周目に転倒して8位に終わった渋井 健選手。他の選手が450ccマシンで参戦する中、690ccのアンリミテッドマシンを操っています。

12S1オープンクラスの表彰台。写真中央が今季2勝目を挙げた吉田 雄一選手(#1)、同左がミスをばん回して2位に入賞した新井 誠選手(#41)、同右が3位に食い込んだ青木 優治選手(#3)です。

13S2クラスで、予選2番手からスタートし、オープニングラップからトップを走行してそのまま勝利を収めた土井原 弘樹選手。レース終盤、追いすがる金子 和之選手(#12)を振り切りました。

14S2クラスで決勝2位に入賞した金子 和之選手。昨年に骨折して以来、ようやく復調の様子。濱原 颯道(#47)に抜かれて3番手を走行していましたが、濱原選手の転倒もあって2位で表彰台に登壇!

15S2クラスの決勝で3位に入った輿水 拓弥選手。予選は7番手とやや不調も、決勝では巧みな追い上げで4番手に浮上。最終ラップで古川 和由選手(#21)を抜いて、表彰台圏内でゴールしました。

16ポールポジションから決勝レースに臨んだS2クラスの濱原 颯道選手は、スタートでやや出遅れると、2番手走行中の6周目にダートセクションで転倒を喫し、5位でレースを終えました。

17S2クラスの表彰台。写真中央が初優勝を挙げた土井原 弘樹選手(#19)、同左が2位に入賞した金子 和之選手(#12)、同右が3位の輿水 拓弥選手(#46)。土井原選手から輿水選手まで、わずか4秒差でした。

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