掲載日:2012年07月11日 フォトTOPICS
取材・写真・文/しまお 取材協力/MFJ
MOTO1 pro クラス、ヒート1前のダミーグリッドで。コンディションはまだドライ。選手同士が和気あいあいとしている感じのダミーグリッドの雰囲気は好きです。
6月3日は長野県、伊那サーキットにて MOTO1 第3戦が開催されました。伊那サーキットは、ダートセクションが常設してある数少ないサーキットで、モタードの聖地と言われているのだそうです。2010年のチャンピオンでもあり、今年、市販車ベースにマシンスイッチした #84 松本康(まつもとやすし)選手がヤッシーカップというイベントを開催しているサーキットでもあります。関東からあまり遠くない事もあり、MOTO1 会場としては女の子だけで運転して応援に来たなんて人たちもいて、華やかな雰囲気でした。
その伊那サーキット、今回はなんと逆回り(コースを逆走の設定)で、開催前からライダーたちの間でも話題になっていたようです。どんなライン取りすればよいのか走ってみないとわからない、という事なのでしょうか。今年のMOTO1は、“走り慣れている人が有利” のようなものではなく、イコールコンディションに拘わっている様子も伺えます。当日は天候が心配されていましたが、朝からのコンディションは気持ちいい陽気。ヒート1はドライコンディションで行なわれた pro クラス。高速ストレートからの右コーナーは美浜サーキットを彷彿させ、走り慣れてないとはいえさすが pro、タイムがみるみる縮んでいきます。ところがこの後、天候が一転しヒート2は完全なウェットコンディションに。どんどん空が暗くなり、とうとう土砂降りに。すべてのレースが一時中断されました。その間に、各ライダーはレインタイヤにセッティング変更。冷たい雨はなかなか止まずに、結局、ターマック(舗装路)のみのコース設定となりました。ところが pro クラスは視界の悪い中で信じられないスピードで走るもので、見てるだけでも冷や汗をかきました。観客も大変です。でも皆さん慣れたもので、雨合羽がすぐ出てきます。レース観戦もアウトドアの一種、お天気に恵まれれば BBQ でもしていいと思います。
ヒート1、2でまったく違うコンディションとなり、しかも経験のない逆回り設定。このまったく読めないレース展開を両ヒート制したのは #1 佐合潔(さあいきよし)選手。どんな状況でもフレキシブルかつ安定感のあるレース運びで、さすがにゼッケン1は強かったです。期待のヤッシー選手は表彰台を逃し、6位入賞。しかし、まだまだ3戦目なのでランキングは読めません。
詳しいレースリポート、リザルトは moto1 maxasia サイトと言うのもあるので、そちらも見てください。
01レース開始間もなくのダートセクション。ここではいろんなライン取りが見れます。迫力あるバトルが間近で見れるポイントとも言えると思います。スクールやイベントでは、ダートを走りたいという参加者が多く見られます。
02ヒート2開始前のダミーグリッド、うってかわってレインコンディションとなりました。レインタイヤに変わっています。
03両ヒート制した佐合選手の展示車両。フレーム部分を見てくださいね。佐合選手のパドックではDJブースも設置されていてにぎやかでした。キャンギャルがサアイレーシングチョコを女性とお子様に配るサービスもしていました。
04ヤッシー選手のスタート前、コースにて。伊那サーキットと言えばヤッシー選手というイメージ! ですが、逆走設定で展開が読めません。スタート前はちょっと話しかけづらいですが、気さくで面白くてファンも多いヤッシーです。
05レース後のインタビュー、MC恩田さんの Ustream 『KRAZy ONdaAIR』 に飛び入り参加しました。すっかり暗くなって写真は見づらいのですが、あまり動いちゃいけないと言われてひきつってます(笑)。このUstream、楽しみにしている人が多いです。MOTO1ウラ話満載です。
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