掲載日:2018年07月27日 フォトTOPICS
取材協力/内山ユータロー、本杉卓也
文/ガルル編集部 写真/舟橋 賢
記事提供/ガルル編集部
※この記事は『月刊ガルル vol.365』に掲載された内容を再編集したものです。
ポイントを意識しているのに、なぜかしっくりこないのがライディングポジションとフォーム。「例えば、軽くヒザを曲げてと言うと、腰も一緒に引いてしまう人がほとんど。それではバランスが崩れてしまう」とはユータロー先生。「でも、正しいフォームで最適な重心位置を感じられるようになれば、上手く乗れるようになる」と言う。大切なのは、フォームの要となる腰を正しい位置に置くこと。それでは、一緒にキミのフォームをチェックしていこう!
【Before】軽くヒザを曲げた本杉君のいつものスタンディング姿勢は、腰まで一緒に引いている。そのため路面状況によってハンドルに寄りかかったり、ぶら下がったりすることになり、重心位置が大きく変化して、バイクの動きが不安定になってしまう。
【After】正しいポジションは、ステップの上に立って足首でバイクをホールド。そこから真下にヒザを少し曲げて、路面からのショックを吸収できるように柔らかく保つ。あとは自然にハンドルに手を添えれば、完成だ!
【Before】シッティングの基本は、タンクの直近に座ることだ。ヒザが窮屈になり、写真のようにシートの後方に座りたくなるが、これでは、オフでバイクが振られたときに体が遅れがちになってしまう。
【After】ポイントはタンデムベルトより前に座ること。タンク後端に座ったら足首でマシンをホールドしよう。あとはハンドルに手を置けば完成だ。
【Before】ニーグリップの習慣から、つい足下が写真のようにツマ先を外に開きラフな感じになりがちだ。
【After】オフではバイクの揺れに上半身を柔らかく保つために、バイクはヒザ下でホールドすることが大切。足首を中心に足の内側をフレームに沿わせ、左右から挟んでホールドしよう。
腕は〝大きなボールを抱く〟ように! 腕の形は、体の正面に大きなバランスボールを抱えるように、少し脇を開け、ヒジを下に落とさずに軽く曲げてハンドルを握るのが基本だ。路面から伝わるショックを吸収したり、前後左右に上半身を動かし重心位置を変えられるよう、ヒジや肩の力は抜いておこう。
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