鈴木健二選手JNCC&JECレースマシン SEROW250(ヤマハ SEROW250)

掲載日:2018年12月28日 プロが造るカスタム    

取材協力/鈴木健二選手JNCC&JECレースマシン
記事提供/ガルル編集部
※この記事は『ガルルvol.370』に掲載された内容を再編集したものです

ヤマハ SEROW250 詳細写真

鈴木健二選手JNCC&JECレースマシン SEROW250(ヤマハ SEROW250)のカスタム画像

フロントフォークスプリングにはテクニクス製を使用。現在市販されているこのスプリング、じつは鈴木選手がテストライダーとして開発に携わっていたのだ。装着に加工は必要なく純正品と交換するだけ。その際、フォークオイルにテクニクス推奨オイルを使用し、走るステージに合わせ固さと油面を調整する。オイルの番手と油面の高さはテクニクスの推奨値を採用。

鈴木健二選手JNCC&JECレースマシン SEROW250(ヤマハ SEROW250)のカスタム画像
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リヤサスペンションはテクニクスと共同開発中のリザーバータンク付きのショック。近々リリースされる予定だ。

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フロントフェンダーにはランツァ用を流用。フェンダー後端に、エンジン冷却用の穴が開けられている。

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エンデューロレースでは、フロントより、リヤブレーキを積極的に使うという鈴木選手。ノーマルのブレーキペダルでは剛性不足で、レアルエキップのアルミ製ブレーキペダルを装着。YZ系のペダルがベースになっている。重量はノーマルの約半分ながら剛性が高く、踏み込んだ時のブレーキフィーリングもカチッとしている。

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マディ走行時に泥が詰まるのを防止するZETAのドライブカラーを装着。ドライブスプロケットには耐摩耗性の高いISAのものを使用する。丁数は2丁下げた13丁を使うことで、エンデューロコースでゲレンデを上る時にも2速、3速と上のギヤを使えるようになる。

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走行中に発生する車体の不要なヨレ、微細な振動を吸収するヤマハパワービームを装着。

SEROW250のカスタム画像

ドリブンスプロケットも耐久性の高さからISA製を使用。丁数はノーマルと同じ48丁。チェーンはDID。JEC日高のように、2日間に渡ってレースを行なう場合は耐久性を考えシールチェーンを、3時間でレースが終了するような場合には、フリクションの少なさからノンシールチェーンをチョイス。

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エキゾーストパイプとサイレンサーはDELTAのバレル4。

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抜けのよくなった排気系に合わせ、空気吸い込み口を拡大(写真上)。埃を吸わないよう、WR250R用のスポンジをかぶせている(写真下)。

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クラッチの耐久性を上げるため、YZ250F用のプレートとスプリングに変更。

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ハンドルはZETA製。自分の体格に合わせ短くカット。

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ハンドルガードはトップブリッジ部分に共締めするタイプを選択。これでハンドルの剛性を上げている。

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シートはワイズギア製のハイシート。

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