掲載日:2015年05月29日 オフロードアイテムレビュー
写真/酒井 一郎 レビュワー/櫻井 伸樹
滑りやすいダートを走るオフ車の場合、ブレーキが利き過ぎると車輪がロックしやすく危険なことさえある。しかしいっぽうで、競技では指先で絶妙なタッチのブレーキングを要求されるような場面もある。どちらがいいかはライダーの好みだが、よりハードな状況でも音を上げないブレーキであって欲しいのは同じだろう。
今回は編集部所有のCRF250Lにこのズィーウィールのブレーキホースを装着してみた。
交換後の印象は一言で言ってファインタッチ。フロントは中指を軽く当てるだけで、かなりのストッピングパワーを発揮し、ロックとリリースの境目も明確に把握できた。これはステンメッシュで覆われたPTFE製インナーが、膨張によるロスを軽減しているからだ。
さらにアウターは厚いPVCカラーコーティングでカバーされているので、外部からの衝撃にもかなり耐久性がありそうだ。力強い真っ赤なブレーキホースは、それだけで速そうな雰囲気になるから、よりバイクへの愛着も強くなる。それもこの商品の魅力だ。
ジータレーシングは、ハンドルを始め、クランプ、レバー、アンダーガードなどあらゆる車体パーツをリリースする気鋭のメーカーで、草レースを楽しむ多くのライダーから支持を得ている。
そしてジータ商品の中でハブやリム、ローターなど車輪関係のオリジナルブランドがZ-WHEEL(ズィーウィール)だ。鍛造のアルミハブや、美しいリムはまるで芸術品のような輝きと精巧さで非常に魅力的。今回はそんな同ブランドのブレーキホースをチェックする。
[ SPECIFICATIONS ]
[ DETAILS ]
フィッテング部は専用設計ながら自由度の高い形状。
車体のステーと接触する部分は、より強固なカバーリングがなされる。
4枚のクラッシュワッシャーが付属。これが潰れてフルード漏れを防ぐ。
前後とも無理なくすんなり装着可能。
ブレーキホース交換はあまり複雑な行程ではないが、適切に行なわなければ非常に危険。交換の際はしっかりした知識や指導の元で行ないたい。
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