異なる径のアルミパイプを2重に使用し強度アップと適度なしなりを実現

掲載日:2014年07月08日 オフロードアイテムレビュー    

オフロード用のハンドルバーのなかでも多数のユーザー、プロライダーから支持されているレンサル。日本のバイクメーカーにも純正品として取り付けられているほどに信頼性は高く、操作性にも定評がある。今回テストしたツインウォールバーは1998年に発売され、AMAで多くのチャンピオンライダーたちが選んできた逸品。そのツインウォールバーを今年からダートフリークが取り扱うことになった。サイズは全部で4種類をラインナップしている。

 

写真:長谷川 徹/レビュワー:東福寺 保雄/まとめ:栗原 守睦

 

 

[ レビュー ]

2つのチューブを組み合わせて使用することで、剛性を確保しつつ絶妙なしなりを実現しているツインウォールバー。AMAのトップライダーたちも使用するレンサルの看板商品だ。このツインウォールバーをトレールモデルのCRF250Lに装着し、東福寺保雄氏に使用感を聞いてみた。

 

「CRF250Lをはじめトレールモデルに最初から装着されているハンドルは、総じてやや固い印象を受けます。しかし、このツインウォールバーに変更すると適度なしなりが路面からの細かい凹凸を吸収し雑味を消してくれるのです。それでいて必要な路面状況は伝えてくれるため、より鮮明に状況を感じ取ることができます。操作時の軽快感も高めてくれるのでおすすめです」

 

シャープなハンドリングとジャンプでの衝撃を吸収してくれることから多くのモトクロスライダーがレーサーに装着している。そのためとかくレースユースと思われがちだが、同製品が持つしなりと剛性感は、公道走行を主に開発されたトレールモデルでも高い恩恵をもたらしてくれるのである。

 

 

[ アイテム詳細 ]

インナーチューブは超高強度のA7010 T6素材のアルミを採用し、耐摩耗加工が施される。クラッチエンド側にはハンドルグリップが滑るのを防ぐローレット入り。ハンドルチューブ内にはゴム栓が注入され、異物や水分が侵入するのを防ぐ。

 

チューブが2重になる所にも異物や水分の侵入を防ぐラバーシールが施され、その内側部分には強度を上げる目的でナイロンチューブが入る。

 

バーパッドが付属。ハンドルブレースの取り付けは軽量なシングルクランプシステムを採用。

 

アウターチューブのアルミ素材はダメージや耐腐食性にすぐれるA7010 T73素材を使用。インナーとアウター、2つのチューブを組み合わせることで、鉄製のハンドルバーよりも50%以上しなやかな特性を実現。

 

ツインウォールバーの取り付けにはφ28.6mmのハンドルバーマウントへの交換が必要。ハンドルポジションを決める目安として、ポジショングリッドがレーザー加工により彫られている。

 

[ ポイント ]

トレールモデルへの装着は軽快感を増し相性抜群

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/RENTHAL

販売元/ダートフリーク

価格/2万1,000円(税抜)

製品名/Twin wall Bar REED / WINDHAM

重量/987g(編集部実測値)

サイズ/幅803mm×高さ92mm×テーパー部立ち上がり56mm×クランプエリア長110mm×引き57mm(CRF250Lに適合するREED/WINDHAMの場合)

カラー:ブラック

 

 

[ お問い合わせ ]

ダートフリーク

TEL/0561-86-8301

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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