確かな作り込みとリーズナブルな価格を両立したベーシックなゴーグルが登場

掲載日:2011年03月01日 オフロードアイテムレビュー    

プログリップからオフロードゴーグルのエントリーモデルがリリースされた。リーズナブルな価格で基本機能をしっかり備えており、エントリー層にとってはうれしいアイテムだ。

 

 

 

[ アイテム紹介 ]

太陽光の強弱により、暗いところではクリアに、日差しの強いところではスモークにと、ゴーグルレンズの色が自然に変化する自動調光レンズを開発しているプログリップ。独自のグラスファイバーシェルを採用したヘルメットをリリースするなど、プラスチックパーツの加工・製造に定評があり、本国イタリアをはじめヨーロッパやアメリカでも評価の高いブランドなのだ。

 

そのプログリップが、新たなゴーグルをラインナップ。スポンジフォームは3層構造で、曇り止め加工されたレンズは傷つき防止加工も施されている。そのレンズにはティアオフ対応のポストも装備。ストラップにはすべり止め加工もある。さらに、飛び石のヒットから鼻をガードするノーズガードも標準装備されている。オフロードバイク用ゴーグルとしてしっかりと作りこまれているのも特徴だが、いちばんの特徴は3990円というリーズナブルな価格設定だ。トップモデルのように最先端の機能はないものの、作りに安っぽさは一切なし。使えるゴーグルに仕上がっているのだ。

 

 

[ レビュー ]

テストは、XR250で河川敷ダートと市街地を走行して行った。着用ヘルメットはアライVクロス3。ベースラインゴーグルは開口部の狭めなVクロス3とどこにも干渉しなかった。

着用してみて最初に感じたのは、フィット感のよさだった。ゴーグル本体が非常に柔らかいので、顔の形に合わせてゴーグルがしなり、ぴったりとフィット。鼻部分にすき間もできなかった。スポンジフォームの肌触りのよさも、快適な装着感を与えてくれる。吸汗性は確認できなかったが、顔と当たる面には起毛素材が配置されているので、サラッとしたつけ心地をキープしてくれるだろう。このスポンジフォームには切れ目が入れられていて、メガネにも対応している。メガネ着用率の高い日本人にはありがたい配慮だ。

 

装着感がよく、視界もクリアなのだが、個人的にティアオフ用ポストの存在が気になった。レンズと別体式で取りはずし可能であればと思うのは欲張りすぎだろうか?

ともかく、オフロードバイク用として十分使えるゴーグルなのが体感できた。

 

 

[ アイテム詳細 ]

曇り止め、傷つき防止加工が施されたクリアレンズ。ティアオフ用ポストが一体化されている。その存在が気になる瞬間もあったが、視界が遮られるというほどではない。慣れの問題でもあるだろう

 

目の粗さを変えることで土ぼこりの浸入を防ぎ、通気性を確保。顔と当たる面に薄い起毛素材を装着し、3層構造としているスポンジフォーム。ゴーグル本体に奥行きがあるので、メガネにも対応できる

 

ストラップ内側にはすべり止め加工が施されている

 

装着図。開口部の狭いVクロス3とのマッチングもいい。鼻部分にすき間がなく、フィット感はトップモデルと遜色ないレベルになっている

 

標準装備のノーズガードを装着した状態。スリットが入っているので通気性もある。コストパフォーマンスのよさは文句なしだ

 

 

[ 商品データ ]

メーカー/PROGRIP

商品名/PG3301ベースラインゴーグル

価格/3,990円(税込)

重量/113g(編集部実測値) 

カラー/ブラック、ホワイト、ブルー、オレンジ、イエロー、レッド、グリーン

 

 

[ お問合せ ]

ラフ&ロード

TEL/045-840-6633

 

 

[記事提供]

ガルル編集部

こちらの記事もおすすめです

この記事に関連するキーワード

新着記事

タグで検索