足を保護しつつ、可動域も充分に確保した履きやすく操作しやすいモトクロスブーツ

掲載日:2014年07月15日 オフロードアイテムレビュー    

イタリアンメーカーながら日本人向け足型を使用し、幅広甲高な傾向の日本人の足にフィットしたブーツを製作するガエルネ。そうした履きやすさから、多くのリピーターも獲得している。そのガエルネがリリースしたSG.11は、モトクロスブーツの中でも比較的リーズナブルな価格帯に設定されつつも、上位モデルに匹敵するパフォーマンスと動かしやすさが魅力。一般的なモトクロスブーツだと固くて上手くペダル操作ができない人に打ってつけなのだ。

 

写真:長谷川 徹/レビュワー:東福寺 保雄/まとめ:栗原 守睦

 

 

[ レビュー ]

モトクロスブーツは足の保護性能を高めるほどに足首部分の動きは固くなる傾向にある。そこで、足首の動きを妨げないようピポッドを設け、可動しやすくした作りが一般的だ。今回ガエルネから発売されたSG.11も足首にピポッドを装備し、操作性を重視した作り。このSG.11を東福寺氏にテストしてもらった。

 

「足首を動かしやすく、履き心地がいいですね。シッティングしてのペダル操作も自然に行なえます。オフロードブーツに履き慣れていない人は足首の可動範囲が少ないことに違和感を覚えがちですが、このブーツならそこを気にすることなくライディングできるはずです。土踏まず部分など足の凸凹にもフィットし、その点もいいですね」

 

ただし東福寺氏のように高くジャンプを飛び、着地で足首に大きな負担がかかるような走りを行なう場合には、足首の動きのよさがかえって不安に感じる要因になることも。

 

しかし保護性能は一般的ライダーにとっては充分な高さ。動かしやすさのおかげで、ビギナーから中級クラスのライダーにこそおすすめだ。

 

 

[ アイテム詳細 ]

メタリックな質感のアロイバックルは、ハードな使い方でも壊れ難く強度にすぐれる。ブーツの外装には革の中でも丈夫なフルグレインレザーを使用。

 

バックルの位置を変更できるため、ふくらはぎの太いライダーやニーブレイスを装着した場合でも最適なフィットが得られる。

 

足首の動きやすさに貢献するSG.11最大の特徴であるラップアラウンドピポッドシステム。フレーム自体はブーツ本体より浮いている状態で装着されているため、ペダル操作に必要な可動域を残しつつ、怪我の原因となる横方向の衝撃やひねりに対して抜群のプロテクション効果を発揮する。

 

ブーツ内側には大型ラバーガードが装着され、マシンをホールドしやすい。ヒートガードとしての役割も果たす。

 

ソールにはガエルネオリジナルのデュアルコンポジットソールを採用。すり減った場合でもソールの張り替えが可能。

 

ブーツ内側に立体形成された低反発フォームを採用。足の形状にフォームが沿うことでフィット感を高める。

 

[ ポイント ]

シッティングでもペダル操作が行なえる足首の柔軟性

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/GAERNE

販売元/ジャペックス

価格/4万9,000円(税抜)

製品名/SG.11

重量/1,984g(26.5cm・編集部実測)

サイズ/25.0~28.5cm(0.5cm刻み)

カラー/ブラック、ホワイト

素材/外装:フルグレインレザー、プラスチック 内装:メモリーセルインナー

 

 

[ お問い合わせ ]

ジャペックス

TEL/03-3773-7633

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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