フォグとして通用する片側30W相当の光が林道走行で大きな安心感を生む

掲載日:2014年06月10日 オフロードアイテムレビュー    

イタリアに本社を置くアチェルビスは、パーツからウエアまでバイク用品を幅広く扱う総合用品メーカーだ。汎用ヘッドライトやハンドルガードにいたってはスタイリッシュなイタリアンデザインが特徴的で、マシンをよりスポーティな外観にしてくれる。今回紹介する同製品は、ハンドルガードにライトが装着されたもの。LEDを用いたことで小型ながらも充分な光量を実現し、フォグとしての機能をもつ。ただし、公道での使用は不可のため注意が必要だ。

 

写真/酒井 一郎 レビュワー/栗原 守睦

 

 

[ レビュー ]

林道などの走行中に木の枝などから手を保護する役割をもつハンドガード。それにフォグ機能を持たせたのがヴィジョンハンドガードだ。一般的なハンドガードの取り付けに比べ、配線を繋ぐ必要があるため作業時間は多少要するが、その取り付けの手間を差し引いても、フォグとしての効果は絶大。付加価値の高い商品だ。

 

気になる明るさは片側で300ルーメン。JIS規格で定められたH4バルブのローが1000ルーメンということから考えると、左右合わせて600ルーメンとなるヴィジョンハンドガードはヘッドライトに匹敵する明るさといえるだろう。しかもその照射方向を簡単に変えられるのだ。正面方向を照らすヘッドライトに加え、同製品が左右方向を照らすようにセットすればより広い範囲をカバーできる。そのため陽の落ちたつづら折れの林道などを走行するときには、幅広く道を照らせば大きな安心につながるはずだ。LEDライトの消費電力は片側でわずか4W。少ない電力で済むため、発電能力の小さな250トレールモデルも安心して装着できよう。

 

 

[ アイテム詳細 ]

同製品のキットには、ハンドルガード×2、フレーム×2、拡張式アンカー×2、アンカーの予備×2、スイッチボックスが含まれる。ON/OFFスイッチがあるためバッテリーから直接電源を取ることも可能だが、アクセサリー電源から電気を取るよう配線を繋ぎたい。

 

ハンドルガードとフレームは、カラーとビスで固定される。

 

LEDライトは左右に照射角度を調整可能。

 

5灯式LEDは30W相当の明るさをもつ。上下方向への照射角の調整は、ハンドルガード自体を上下に動かす必要がある。上向きにセットするとクルマのドライバーの視線に光が入り込み運転の妨げとなるため注意が必要だ。

 

スイッチを備え使用しないときにはLEDライトを切ることができる。

 

EL内臓のハンドルガード・X-TARMACハンドガードもアチェルビスから販売中。バーエンドマウントでハンドル内径13.6~19mmに対応。価格2万4,000円(税抜き)。公道使用不可。

 

[ ポイント ]

首振りライトを用い、照らす向きを簡単に変えられる

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/ACERBIS

販売元/ラフ&ロード

価格/2万5,000円(税抜)

製品名/VISION HANDGARD

重量/片側430g(編集部実測値)

サイズ/L22cm×H16cm(編集部実測値)

カラー/ブラック、ホワイト

適応ハンドル内径/13.6mm~19mm

 

 

[ お問い合わせ ]

ラフ&ロード

TEL/045-840-6633

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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