軽量で足馴染みがいいから疲れにくい全天候型ツーリングブーツ

掲載日:2014年06月09日 オフロードアイテムレビュー    

フォーマは1999年に誕生したイタリアのライディングブーツブランドだ。25年に渡りオフロードブーツのOEM生産をしてきた経験を生かし、ライディング時に操作がしやすいのはもちろん、歩きやすさも兼ね備えいてるのが同社ブーツの特徴だ。新たにラインナップへ加わったアドベンチャーも操作性にすぐれ、ロングブーツでありながら大変歩きやすい作りになっている。軽い林道ツーリングにちょうどいい製品なのだ。

 

写真/酒井 一郎 レビュワー/栗原 守睦

 

 

[ レビュー ]

林道を走行するとき、ショートブーツでは保護性能がいまいち心もとないが、ガチガチにプロテクターが着いたロングブーツまでは必要としない……という人は多いのではないだろうか。そんなニーズに合わせたのがフォーマのアドベンチャーだ。

 

つま先、かかと、足首、すねといった箇所には樹脂製のプロテクターを採用し安全性に配慮しつつ軽量な仕上がり。ツーリングでの使用を主体にしたブーツのため、必要にして充分な装備といえる。革はビンテージ風の高級感ある落ち着いた仕上がり。ふくらはぎまわりは広めに作られ、足が太い人にも対応している。一方、足首周囲はややタイトめな作り。しかし、柔らかい革のためブーツの慣らしをしていけば、次第に足に馴染んでいくことだろう。屈曲性も高く、バイク用のブーツというよりも、トレッキングシューズを履いているような歩きやすさもポイント。ソールの食いつきもよく、実際に不整地でバイクを押してみたが、足下が滑るような不安を感じることはなかった。

 

ツーリング向けブーツの中でも、かなり使いやすい製品だ。

 

 

[ アイテム詳細 ]

透湿防水機能のドライテックスシートをライニングに採用し、雨天での走行も足が濡れず快適さを保ってくれる。

 

くるぶしには樹脂製カップを配置。エンジンやマフラーの熱から守るようブーツ内側にはヒートプロテクターも装備される。

 

内部のライニングは、水分の発散性にすぐれたエアメッシュを用いる。ブーツ内環境を清潔に保ってくれる抗菌インソールは、土踏まず部分がポンプの役割を果たし、歩くたびに空気を循環させる構造で内部の蒸れを軽減させる。また、ブーツ内部に形状記憶のポリマー材を使用し、フィット感の高い履き心地を実現している。

 

滑りにくいアンチスリップオイルラバーソール。一般的なエンデューロソールよりも屈曲性が高く、歩きやすいのが特徴。

 

バックルは3か所に設置。ブーツの履き口に余裕のある作りで、なおかつストラップの調整範囲も広い。足の太いライダーでも、履けないということはそうそうないだろう。

 

[ ポイント ]

ソールが地面をガッチリつかみ、車両の押し引きも◎

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/FORMA

販売元/岡田商事

価格/3万3,000円(税抜)

製品名/ADVENTURE

重量/1,200g(27cm・編集部実測値)

サイズ/39~45(25.0cm~28.0cm)

カラー/ブラウン

素材/牛革(油分を多く含んでいるナーブック革)

 

 

[ お問い合わせ ]

岡田商事

TEL/03-3459-8281

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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