軽量で高剛性なシェルを採用したHJCのハイエンド・オフロードヘルメット

掲載日:2014年04月01日 オフロードアイテムレビュー    

「ハイクオリティ・快適・リーズナブル」が製品開発テーマのHJCは、1971年の創業以来、オートバイ用ヘルメット専業メーカーとして活動している。そのHJCのオフロードヘルメットにハイエンドモデルとなるRPHA(アルファ)-Xが登場した。ファイバーグラス、アラミド、高性能有機繊維を高密度に積層したHJCのオリジナルのPIM(PREMIUM INTEGRATEDMATRIX)シェルが、軽さと衝撃吸収性を両立しているのが大きな特徴となっている。

 

写真/酒井 一郎 レビュワー/小川 浩康

 

 

[ レビュー ]

レビュワーは普段、アライヘルメットのMサイズを使用しているが、今回のHJCはLサイズを着用。頭頂部と頬部に若干タイトさを感じたが、全体的なフィット感はよく、ジャストサイズだと思った。レビュワーは普段より1サイズ大きめでジャストサイズとなったが、ここは個人差の出るところなので、試着してサイズ確認をしてほしい。

 

このRPHA-Xには最近の流れが取り入れられ、後頭部にリブを設けたフォルムを採用しているが、このリブのおかげでゴーグルを適正な位置にセットしやすかった。また、アイポートも十分な広さがあり、大きめなゴーグルとの相性もよかった。ただ、チンガードはそれほど前方に張り出しておらず、さらにノーズガードが装着されていることもあって、口元付近に狭さを感じた。とはいえバイクが少しでも動いていれば、ヘルメット内に新気が流入するのを体感できるので、息苦しさは感じなかった。渋滞が予想されるレースでは、あらかじめノーズガードを外しておくことで対応できるはずだ。

 

 

[ アイテム詳細 ]

[ 1 ]アイポートが広いので、幅広いゴーグル形状に対応できる。

 

[ 2 ]後頭部にリブが設けられているので、ゴーグルを適正な位置にセットしやすくなっているのが特徴。

 

[ 3 ]標準装備のノーズガードは工具なしで着脱できる。チンガード前部のマウスベンドには、カバーがネジ止めされている。カバーは水洗いできるので、詰まった泥や汚れを落とせる。

 

[ 4 ]内装は着脱可能で洗濯もできる。速乾性が高く、抗菌・防臭機能を持つCool4Everと呼ばれる内装は、夏場は気化熱効果でヘルメット内部温度の上昇を防いでくれる。

 

[ 5 ]全体的なフィット感はいいが、軽く仕上げられた帽体がそのフィット感をさらに高めてくれている印象。ノーズガードは鼻をしっかりカバーしているので、飛び石や雨のヒットをシャットアウトする。スネルM2010、JIS T8133、FIM、MFJといった規格をパス。高い安全性を実現し、公道走行から全日本格式レースまで対応している。

 

[ ポイント ]

軽量でフィットがよく、コストパフォーマンス良好

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/HJC HELMETS

販売元/アールエスタイチ

価格/3万8,000円(税抜)

製品名/RPHA-X エアエイド

重量/1,390g(Lサイズ・編集部実測値)

サイズ/S(55-56)、M(57-58)、L(59-60)、XL(61-62)

カラー/エアエイド

素材/ファイバーグラス

 

 

[ お問い合わせ ]

アールエスタイチ

TEL/072-874-3268

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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