フライレーシングから公道走行対応のシールド付きヘルメットが登場

掲載日:2013年12月10日 オフロードアイテムレビュー    

フライレーシングは、1998年にバイク用ハンドルバーとヘルメットの製作でブランドを立ち上げた。その後、レバーなどのハードパーツや、ウエア・アパレル、プロテクターなども手がけるようになり、現在はBMX、スノー/マリンスポーツなど、総合スポーツブランドとしても展開している。そうした流れのなかで、ツーリングライダーに向けたヘルメットも開発。SG規格をクリアし、公道走行に対応しているのが大きな特徴となっている。

 

写真/長谷川 徹/ レビュワー/小川 浩康

 

 

[ レビュー ]

シールド付きヘルメットのシェアは年々拡大しているが、市場に登場した当時、レビュワーはスタイリングの特異さが気になり、着用する事はないだろうと思っていた。しかし、一度着用してみると、防風性と静粛性の高さがツーリング時の快適性を大きく高めているのが分かり、手放せなくなっていた。

 

そんなシールド付きヘルメットを長年愛用している目から見ると、フライレーシングのトレッカーヘルメットはかなりスタイリッシュ。流行のシェイプをバランスよく取り入れているのが分かる。また、海外製ヘルメットが日本人の頭の形に合わないと言う話は過去のもので、どこかが当たったり締め付けられたりする事もなかった。ただし日本サイズより小さめな設定となっていて、通常MサイズのレビュワーはトレッカーヘルメットではLサイズでジャストだった。

 

防風性が高く、軽量に仕上がっている事で振られにくく、街乗りからツーリングまで幅広く使いやすいヘルメットだと感じた。

 

 

[ アイテム詳細 ]

[ 1 ]ヘルメット正面のベンチレーションは口元とバイザー下に2箇所。いずれもシャッターが付く

 

[ 2 ]後部のベンチレーションは6箇所で上部2箇所はシャッターが付く。シャッターを開けた際は、時速40km/h程度で走行風が流入してくるのを体感出来る。

 

[ 3 ]シールドを上げた状態。バイザー下にすっぽり収まらないので、シールドの存在が若干気になる。

 

[ 4 ]ヘルメット帽体は立体的な造形で、フライレーシングらしいレーシーなイメージを踏襲している。ワンサイズ大きいLサイズでジャストフィットだったが、帽体自体も大きめ。ただし重量は1,800gと軽量なので、被った際に重さは気にならなかった。ちなみに、シールドで視界が歪んで見える事もなかった。

 

[ 5 ]内装は取り外し可能で洗濯も出来る。頭頂部のフィット感は高いけれど、全体的にタイトな装着感はなかった。シールド付きヘルメットの利便性とオフロードヘルメットのスタイルを両立した仕上がりになっている。

 

[ ポイント ]

スタイルと快適性を両立しコストパフォーマンス良好

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/FLY Racing

販売元/モトバレーゼ

製品名/TREKKER HELMET

重量/1800g(Lサイズ・編集部実測値)

サイズ/M、L、X、XX

カラー/マットブラック、シルバー、ホワイト、ブラック、Hi-Vizイエロー

規格/SG・PSC

素材/ポリアロイシェル、イクスパンドポリスチレン

 

 

[ お問い合わせ ]

モトバレーゼ

TEL/011-676-3499

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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