シンプルな2ピースフレーム構造のネックブレイスがカーボンファイバーを新採用!

掲載日:2013年06月18日 オフロードアイテムレビュー    

スーパークロスライダー、医師、理学療法士の意見を取り入れ、3年以上厳しいテストを繰り返してきたアトラスブレース。背骨ではなく胸骨周辺に衝撃が分散されるようにデザインすることで、脊髄へのダメージを防ぐ構造になっているのが大きな特徴だ。このアトラスブレースは素材にポリカーボネートを使用しているが、今回カーボンファイバーを新採用。強度と軽量化を両立し、さらに違和感のない装着感を実現。緊急時の取り外しシステムも変更され、よりすばやく行えるようになった。

 

写真/酒井 一郎 レビュワー/小川 浩康

 

 

[ レビュー ]

レビュワーはポリカーボネート製のモデルを使用しているが、カーボン製を装着してみると軽量化が明らかに体感できた。ポリカーボネート製でも重量を感じるシーンはほぼなかったが、長時間のライディングでは疲労度も変わってくるので、やはり軽いにこしたことはない。

 

また、素材は変更されたが、形状に大きな変更はない。内山 裕太郎選手がJNCCなどのレースでポリカーボネート製を着用し、ズレないことに太鼓判を押したフィット感のよさもそのまま受け継いでいるが、軽量化されたことによって、さらにズレにくくなっていると感じられた。そして形状に大きな変更がないというのは、アウタータイプやアウター・インナー兼用のブレストガードとの良好なマッチングもそのまま受け継いでいるということだ。

 

万が一の際のエマージェンシー・リムーバル・システムも、親指で押すだけ行えるようになり、より簡単になっている。完成度はさらに高まっているが、その分、価格も上昇している。もちろん、それだけの価値はあると言えるが。

 

 

[ アイテム詳細 ]

[ 1 ][ 2 ]装着図。チェストサポートが胸骨、バックサポートが肩甲骨にフィットすることで、アクシデント時の衝撃から脊髄を守っている。ストラップは同梱されている。フィット感を高めつつ、オフロードライディングで体の動きを妨げない。また、肩と接しているショルダーパッド、バックサポートの角度を変更するリヤマウントキットなど、フィット感を調整できるオプションパーツも用意されている。

 

[ 3 ]エマージェンシー・リムーバル・システムは親指の先に見える赤いレバーを押し広げるようにする。

 

[ 4 ]すると、ブレイス本体が分割される。ポリカーボネート製は割りピンを引き抜き、ナットを緩めるタイプ。操作方法は視覚的に分かりやすかったが、少し手間がかかってしまった。その操作性が大幅に改善されているのがカーボン製の特徴のひとつだ。

 

[ 5 ]ポリカーボネート製(左)との比較。フォルムはほぼ同一だが、カーボン製のほうが300gほど軽い。どちらのタイプもライディング中にヘルメットと干渉しにくく、視界を確保しやすい。

 

[ ポイント ]

軽い装着感がさらに軽くなり、強度は大幅に向上

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/ATLAS BRACE

販売元/ダートフリーク

製品名/アトラスブレースカーボン

サイズ/S、M

重量/650g

カラー/ホワイト、ブラック

素材/カーボンファイバー、CNC加工6061-T6アルミニウム

価格/5万2,290円

 

 

[ お問い合わせ ]

ダートフリーク

TEL/0561-86-8301

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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