クッション内部に高品質ゲルを内蔵してお尻の痛みを軽減するローダウンシート

掲載日:2013年07月02日 オフロードアイテムレビュー    

ヤマハトレールバイク用アフターパーツを多数開発しているディービーコーポレーションは、ワイズギアでも販売されるなど、品質の確かさと性能に定評がある。そのセロー250用ローダウンシートは、ノーマルのシートベースを使用することでスリムなフォルムを維持しつつ、シート高を20mmダウン。クッション内部にSORBOという医療にも使用される高品質ゲルを挿入することで、長距離移動時のお尻の痛みも軽減しているのが特徴になっているという。

 

写真/酒井 一郎 レビュワー/小川 浩康

 

 

[ レビュー ]

セロー250のシート高はセロー225時代と変わらない810mm。足着き性のよさという伝統をしっかりと受け継いでいることもあり、身長173cmのレビュワーはノーマルシートでも足着き性に厳しさを感じないのが正直なところ。そこからSH2 20mmローダウンゲルシートに交換すると、両足のカカトが地面にしっかりと着くだけでなく、ヒザに余裕も感じられるほどだった。

 

元から良好な足着き性なので、街乗りでは大きな変化を感じられなかったのは事実。だがダートでは、より足を着きやすくなったことで、セローのコンセプトである2輪2足がさらにやりやすくなったのを体感できた。路面にすぐに足を着けるのでバランスを崩しにくくなり、さらにシート高の下がった分がマシンの傾けやすさにもなっているからだ。サスセッティングをいじることなく足着き性を改善してくれるので、小柄なライダーはもちろん、トレッキングやアタックツーリングを志向するライダーにもおすすめしたいシートだと思った。

 

 

[ アイテム詳細 ]

[ 1 ]SH2 20mmローダウンゲルシート、

 

[ 2 ]ノーマルシート。ノーマルと同じシート表皮を使用しているので、シート表面のすべり具合やフィット感が変わらない。水漏れの心配がないというメリットもある。34

 

[ 3 ][ 4 ]はSH2 20mmローダウンゲルシートのライディングポジション。両足のカカトがベッタリと地面に着いているのが分かる。さらに両ヒザは軽く曲がり、余裕も生まれている。

 

[ 5 ][ 6 ]ノーマルシートのライディングポジション。両足を着いた時は、カカトがほんの少し浮いている。片足を着いた時はベッタリなので、街乗りでは不安を感じることはない。だが、小柄なライダー(身長150cm~160cm前半)には、この20mmの差は足着き性を大きく改善する要素になる。

 

[ 7 ]シートベースはノーマルを使用。ガタつくことなく車体に取り付けることができる。またシート裏の青い部分が、高品質ウレタン、SORBO、純正ウレタンの3層構造になっている。ローダウンシートはアンコが少なく、硬い座り心地になりやすいが、それを解消する当たりの柔らかさを確保している。かといって沈み込みすぎることもない。いいバランスに仕上がっていると感じられた。

 

[ ポイント ]

足着き性だけでなくダートでの操作性も向上する

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/dB's

販売元/ディービーコーポレーション

製品名/SH2 20mm ローダウンゲルシート

重量/1,400g(編集部実測値)

カラー/グレー/ブラック、ブラック

素材/SORBO、純正シートベース・シート表皮

価格/3万6,750円

 

 

[ お問い合わせ ]

ディービーコーポレーション

TEL/0538-37-7395

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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