用途に合わせて使い分けたい金属表面改質剤配合グリース

掲載日:2013年05月14日 オフロードアイテムレビュー    

エンジンオイル添加剤として認知度の高いブランドSUPER ZOILでは、その金属表面改質剤を使用したグリースもラインナップ。フリクションの低減や気密性の確保などといったグリスアップ本来の目的に加え、熱と摩擦圧力によって金属表面に数ミクロン単位の改質を施す。オールマイティーに使えるSUPER ZOIL GREASEのほか、ゴムやプラスチックを変質させないRUBBERGREASEもリリースされており、給脂箇所や潤滑目的に合わせてセレクトできる。

 

写真/菅野真司 レビュワー/菅野真司

 

 

[ レビュー ]

2種のグリスは色分けされていて、スーパーゾイルグリースは飴色、ラバーグリースは濃い目のピンク色と、ひと目で違いがわかりやすい。キャップと交換して使える付属のノズルは、任意の位置でカットして使うことで、出口の穴の大きさが調整でき、ごく微量をピンポイントに塗布することができる便利なもの。たっぷりと塗布して、はみ出た分は拭き取るのがグリスアップの基本だが、そもそもグリスを詰め込みにくい箇所というのは多々あるもので、そういった場合に有効なノズルだ。

 

ステアリングステムまわりやリヤサスペンションのリンク部などにはスーパーゾイルグリース、ブレーキキャリパーのシャフト&ブーツなど、金属とゴム素材が触れ合う箇所にはラバーグリースと、日々のメンテナンスで使い分けたい2本。砂や埃にさらされ続けるオフロードバイクの各所は、グリスで異物の侵入を防ぐのが大事。チューブタイプですぐに使えるパッケージだから、工具箱の中やガレージの棚の手が届きやすい場所に常備しておきたい。

 

 

[ アイテム詳細 ]

[ 1 ]トレールバイクでオフロードコースを走るオーナーであれば、ミラーの脱着を頻繁に行うことになる。屋外での作業となることが多いため異物の混入も多く、実は傷みやすいネジ山なのだ。ここをグリスアップしておくことで、耐久性は大きく変わる。

 

[ 2 ]コースを走る際、ミラー取り付け穴を塞ぐものがなければグリースを詰めておくのもひとつの方法。こういう箇所には付属のノズルが活躍してくれる。

 

[ 3 ]先端を細く切ればこれくらいまで微量での使い方もできる。

 

[ 4 ]純正レバーのゴムカバーは車種に合わせたフィット感が異物の侵入を防いでくれるありがたいアイテム。こういう所にはラバーグリースが便利だ。

 

[ 5 ]こちらは同ブランドがリリースするチェーンルーブ(2,100円/ 220ml)。金属表面改質剤を配合し、チェーンとスプロケットを保護する。

 

[ 6 ]タイヤの回転による飛散を減らすため、チェーンオイルは高粘度。洗車の後には必ず行うメンテナンスだから、垂れて地面を汚さない方がラクだ。

 

[ ポイント ]

重整備から日々のメンテナンスまで幅広く使える

 

 

[ 製品情報 ]

メーカー/SUPER ZOIL

販売元/パパコーポレーション

製品名/グリース、ラバーグリース

価格/各2,310円

内容量/100g

 

 

[ お問い合わせ ]

パパコーポレーション

TEL/03-3589-8000

 

 

[ 記事提供 ]

ガルル編集部

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