掲載日:2011年05月31日 オフロードアイテムレビュー
TRAIL TECHのVOYAGERは、詳細なオリジナルマップ作成にも威力大の、GPS機能を搭載した多機能でコンパクトなデジタルメーター。
[ アイテム紹介 ]
デジタルメーターの採用は、オフロードバイクでもすっかり一般的になっている。時計、タイムウォッチ、ツイントリップなど、スピードメーター以外の機能を搭載しつつ、軽量コンパクトにまとめることができるからだ。
そして、ここ最近ではGPS(GLOBAL POSITIONING SYSTEM)の普及率も高まってきている。GPSの精度が高められ、自分のいる位置をかなり正確に把握できるようになっていながら、価格がリーズナブルな設定になってきているのが要因だろう。携帯電話をはじめ、デジタルカメラにもGPS機能搭載モデルが増えてきている。
そうした流れのなかで、バイク用デジタルメーターにもGPS機能を搭載したタイプが登場してきた。それがトレールテック社のボイジャーだ。スピード、積算距離、トリップ、水温計、外気温も計測できる。ネットから地図データをダウンロードし、それをGPSにインストロールすることで、画面上に地図を表示させることもできる。12Vバッテリー搭載車に適合している。
[ レビュー ]
GPS機能を使用するには、ネットから地図データをダウンロードする。地図の範囲はひとつ1000キロバイトまでとなっているので、選んだ場所の情報量によって範囲は変わってしまう。これを必要な範囲だけインストロールしなければならず、最初のセッティングは少し手間がかかってしまう。
ただし、この地図はかなり詳細で、メーター画面上に最短2mから最長1500㎞の縮尺で表示することができる。ウェイポイント(地点登録)も最大300箇所まででき、ログ(走行軌跡)も同じく300本記録できる。こうしたデータはマイクロSDでパソコンに取り込むことができ、グーグルマップなどに落とし込むことも可能。自分だけの詳細なルートマップ作成が可能なので、林道ルート探索に非常に有効だと思った。また、速度と走行距離の計測はGPSとホイールの両方でおこなっているので、かなり正確。今回のテストでは機能のすべてを試せなかったけれど、直感的に操作しやすいインターフェイスとなっていて、走行中にイライラすることは皆無だった。
[ アイテム詳細 ]
①地図データはパソコンでダウンロードする。そうしたデータのやりとりはマイクロSDで行う。メーター本体横にスロットがある
②ダウンロードした地図を表示。画面中央の濃いラインが走行軌跡。ズームやスクロールは右上のボタンで行える。グローブをしたままでも操作できる
③現在地の緯度経度を表示
④画面上に時刻と外気温を表示。メイン画面では速度、コンパス、標高、トリップ、水温が表示される
⑤ナビゲーション画面では、速度、積算距離、タイムウォッチ(走行時間)、ウェイポイントの方向が表示される。電源はバイクから取り、走行していれば3~8時間で満充電でき、何も操作しなければ1分で電源が落ちる。表示も見やすく、操作しやすい。ツーリングの楽しみ方を増やしてくれるアイテムだ
[ 商品情報 ]
TRAIL TECH
VOYAGER
価格/3万7800円
重量/172g(本体)
表示部サイズ/タテ3.5cm×ヨコ5.9cm
本体サイズ/タテ6.2cm×ヨコ11.3cm×高さ2.8cm
[ お問合せ ]
TEL/042-795-9009
[記事提供]
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