ベータ RE4T 125 – コミュータ的性格を持ったフルサイズ125ccオフモデル

ベータ RE4T 125の詳細写真

エンジンはヤマハTT-R125に搭載のものと同じ、空冷４ストロークOHCシングル。ボアストロークがスクエア(54mm×54mm)であり、よく回るが低回転時にもよくトラクションする性格となっている。

リアサス上部の固定位置を選ぶことによって車高を変更できる、ユニークな設計。リンクはない。

コンパクトでデザインにも優れるテールライトとウインカー。ナンバー灯もストリートモデルらしくしっかりしたものが付く。

REはつくりの良いリアキャリヤを標準装備する。タンデム時のグラブバーとしても便利だ。

RRとは異なりシングルポッドキャリパーを採用。タッチ、コントロール性は悪くない。ただし、RRにくらべるとやや重さは感じる。

メッキされたリムはスチールに見えるが、どうやらアルミリムにクロームメッキを施したもののようで、磁石はつかない。仕上がりが美しい。

タイヤはアドベンチャーモデルに採用されることの多い、メッツラー・サハラ。オフロード性能はそれなりだが、舗装路でも快適。

ビスをコインで緩めるだけで開けられるシート下には、バッテリーとエアボックスのみ。法定書類程度なら入りそうだ。

スチール製だがしっかりとしたオフロード対応となっているフットペグ。可倒式で、転倒時もトラブルを減らせる。

スイングアームはスチール製。スプロケットはRRと歯数は同じだが、アルミ製ではなくスチール製が付く。

テクニックがあればトライアル的な走行もOK。ただし最低地上高はやや低めなので、引っかからない走り方が必要。

フラットなコーナリングはノーマルタイヤでもなかなかいける。軽くコンパクトな車体を生かせば、エンデューロでも楽しめる。

こんなガレ場でも案外走るし、上る。トラクションのつかみやすいTT-Rのエンジン、フルサイズホイールが強みを発揮している。