

掲載日:2013年09月06日 試乗インプレ・レビュー
インプレッション/中村 泰介 まとめ/ダートライド編集部 写真/佐藤 春道、ヤマハ発動機
2014年モデルのYZ-Fシリーズで最も印象的なのが、この部分。ガソリンタンクのキャップが見当たらず、シート先端からゴムホースが伸びる。このシート先のパーツを外すとキャップが顔を覗かせる。
従来ガソリンタンクキャップがある部分はフラッシュサーフェースされ、その内部にはエアクリーナが設置される。前方吸気になった事で可能になったレイアウトで、クリーナーの交換もさらに容易になった。
ガソリンタンクは完全にシート下にレイアウトされ、リアサスペンションユニット後ろにガソリンポンプなど電子機器類が見られる。
斬新的なレイアウトはメンテナンス性にも寄与している。ガソリンタンクを取り外すだけで、エンジンのヘッド周りにアクセス出来、またリアショックはそのまま上に引き抜けるようになった。
2014年モデルで大きく変わったエキゾーストパイプの取り回し。後方から排気され、そのままサイレンサーに向かうのではなく、エンジンを取り囲むようにレイアウトされる。
エキゾーストパイプをエンジン外周に巻きつける事により、4ストローク車の欠点であった重量物(サイレンサー)のレイアウトがグッと車体のセンターに寄せられるようになった。
フロントフォークは、メインスプリングにコイルを使用する従来タイプを採用(KYB製)。これは信頼性とユーザーメンテナンスを考えての事という。
オフセット&後傾シリンダーにより、エンジンハンガーの位置が他車のモトクロスレーサーと大きく異る点も特徴。ダウンチューブとの隙間はかなり広い。
「筋肉美や鳥の羽を連想させる新ボディデザイン」とヤマハが指す全体のイメージは、“スマッシュムーブメント”コンセプトと合わせ、スタイリッシュで攻撃的。
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