

掲載日:2007年12月19日 試乗インプレ・レビュー
構成/バイクブロス・マガジンズ編集部
車格のわりに低い825mmというシート高と取りまわしの軽さには、あらゆるライダーを受け入れる優しさがある。TDMに興味のある小柄なライダーが、足つきなどを気にしてあきらめてしまうのは、ちょっともったいないかもしれない。走り出せばもちろん気にならない重さ、高速道路での安定感、そして街中での扱いやすさは、乗ってみないとわからない。アピールのあるこのスタイリングに惹かれたなら、跨ってみるべきだし、可能であれば走ってみるべき。TDMを愛するユーザーが多い理由をきっと実感できるはずだ。
1台のマシンを、何にでも使いたい。そんなわがままライダーの声に応えてくれるマシン、それがTDM900だ。ロングツーリングでの快適さだけでなく、スポーツ的な走りも楽しく、そのうえ渋滞した市街地でも扱いやすい。ただひとつ難点をあげるなら、それはハンドルがやや遠めなこと。シートの自然な位置に座ると、ちょっと手を伸ばしてハンドルを握る感じになる。しかしこれはマウントの変更などで十分対処できるところ。実際に跨り、走ってみて自分なりのポジションを見つけてほしい。大きめに見える車格に臆することなく、じかに触れてみていただきたいマシンだ。
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