ヤマハ TW225E 20th Anniversary Special Edition
ヤマハ TW225E 20th Anniversary Special Edition

ヤマハ TW225E 20th Anniversary Special Edition – 上質な佇まいの20周年記念モデル

掲載日:2007年12月12日 試乗インプレ・レビュー    

90年代後半のカスタムシーンは
“ティーダブ”一色だった

1990年代後半、ストリートバイク系で一世を風靡したのが今回紹介する「TW」シリーズだ。当時はこのTWシリーズのことを「ティーダブ」と言い、このバイクに乗っているライダーを「ティーダバー」と呼んだ!?ものだ。ストリートカスタムのルーツとも言え、片っ端からパーツを外していくチューニング「スカチューン」という言葉を生み、薄っぺらなシートとタイヤくらいしか見えないリヤ周りは、いかに長い「ロンスイ」(注:ロングなスイングアームだからロンスイ)にするかでカスタム度が競われた。その当時、ハッキリ言って私はノーマルのTWを見たことがなかったと言うくらい。まさにネコも杓子もTWをカスタムした時代があった。

ヤマハ TW225E 20th Anniversary Special Editionの画像

また、このTWをさらに世間に知らしめたのが、2000年に放映された「ビューティフルライフ」というドラマ。キムタク演じる沖島柊二という美容師がカスタムしたTWをドラマ内で使っていたため、バイク初心者があの劇中に出てきた状態のTWを求めてバイク屋に押し寄せたとも言われている。こうした若者を中心にしたブームは、その後「SR」、そして現在のビッグスクーターへと受け継がれていく。実は正直なところ実際に試乗車のTW225Eに乗るまで、きちんとTWに向き合ったことがなった。それだけに、20周年を迎えながらも排ガス規制によって現在のモデルで生産終了となってしまったこの名車に、改めて向き合ってみたい。

ヤマハ TW225E 20th Anniversary Special Editionの特徴は次ページにて

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